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赤ちゃんのGBS(B群溶血性レンサ球菌)の重い感染症は、へっていない

10道県の10年間で356例、98.6%は1歳未満。2.8%が亡くなり7.3%に後遺症。お母さんの検査を受けていたのは73.5%

2026年10月12日

赤ちゃんのB群溶血性レンサ球菌(GBS)による重い感染症について、国立健康危機管理研究機構の「病原微生物検出情報(IASR)」2025年9月号の「小児侵襲性B群レンサ球菌感染症の罹患率推移:2015〜2024」(研究班、10道県)をもとにまとめました。2015〜2024年の10年間に、15歳未満の子どもで髄膜炎や敗血症などの重いGBS感染症が356例あり、98.6%が1歳未満で起こりました。10例(2.8%)が亡くなり、26例(7.3%)に神経の後遺症が残りました。2014年までとくらべて減っていません。1歳未満の例で、お母さんが妊娠中のGBSの検査を受けていたのは73.5%で、陽性だったお母さんのうちお産のときに抗菌薬を受けたのは76.6%でした。GBSのワクチンはまだありません。

目次
  1. 10年間で356例、ほとんどが1歳未満
  2. 亡くなる・後遺症が残ることも
  3. お母さんの検査と、お産のときの抗菌薬
  4. まとめ

メル美妊婦健診でGBSの検査があるって聞いたけど、赤ちゃんがGBSで重い病気になることって、どのくらいあるの?

プレ男研究班が10年分のデータをまとめたんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、赤ちゃんのGBS(B群溶血性レンサ球菌)の重い感染症の話です。国立健康危機管理研究機構の「病原微生物検出情報(IASR)」2025年9月号の「小児侵襲性B群レンサ球菌感染症の罹患率推移:2015〜2024」をもとにまとめました。北海道、福島、新潟、千葉、三重、岡山、高知、福岡、鹿児島、沖縄の10道県で、15歳未満の子どもの、血液や髄液からGBSが見つかった重い感染症(侵襲性感染症)を調べた研究です。

10年間で356例、ほとんどが1歳未満

亡くなる・後遺症が残ることも

赤ちゃんの重いGBS感染症は、10道県の10年間で356例あり、2.8%が亡くなり、7.3%に神経の後遺症が残りました。2014年までとくらべて減っていません。

お母さんの検査と、お産のときの抗菌薬

プレ男妊婦健診のGBSの検査をきちんと受けて、結果をお産のときに伝えることが大事なんだね。

GBSの検査そのものは妊婦健診の「GBS」、妊婦健診の流れは妊婦健診で何をする?、生まれたあとの赤ちゃんの気をつけたいサインは生後1か月までの赤ちゃん、こんなときはすぐ受診を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 菅秀ほか. 小児侵襲性B群レンサ球菌感染症の罹患率推移:2015〜2024(IASR Vol.46 p185-186: 2025年9月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol46/547/547r06.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。