
メル美生まれてすぐの赤ちゃんが亡くなることは、世界ではまだ多いの?

プレ男日本とくらべるとどうなんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、生まれて28日以内の赤ちゃんの死亡(新生児死亡)の話です。世界保健機関(WHO)のファクトシート「Newborn mortality」(2024年3月14日)と、厚生労働省の人口動態統計(2025年確定数)をもとにまとめました。
世界では
WHOによると、
- 2022年、世界で230万人の赤ちゃんが生後28日以内に亡くなりました。1日に約6,500人です
- これは、5歳未満の子どもの死亡の47%にあたります
- 1990年の500万人から減りましたが、2010年以降は減り方がにぶくなっています
- 新生児死亡率は、サハラ以南のアフリカで出生千あたり27、中央・南アジアで21と高く、国ごとに0.7〜39.4と大きな差があります
いつ、なぜ?
WHOによると、
- 新生児の死亡の75%は生後1週間以内に起こり、約100万人は生まれて24時間以内に亡くなっています
- おもな原因は、早産、出産のときの合併症(仮死など)、感染症、先天異常です
- 生まれてすぐの質の高いケアや、熟練した医療者による治療が受けられないことと関係しています

世界では2022年に230万人の赤ちゃんが生後28日以内に亡くなり、その75%は生後1週間以内でした。日本の2025年の新生児死亡率は、出生千あたり0.9です。
日本では
厚生労働省の人口動態統計(2025年確定数)によると、
- 2025年の新生児死亡は575人で、新生児死亡率は出生千あたり0.9でした(2024年は637人、0.9)
- 生まれて1年未満の乳児死亡は1,256人で、乳児死亡率は1.9でした

プレ男日本は世界でも低いほうなんだね。それでも、生まれてすぐの時期は大事にみてあげたいな。
すべての赤ちゃんに必要なケア
WHOは、すべての赤ちゃんに、
- 体を冷やさないこと(お母さんとの肌と肌のふれあいなど)
- へその緒と皮膚を清潔にすること
- 早めの、母乳だけの授乳
- 重い病気のサインがないかの確認
- 予防の処置(ワクチン、ビタミンK、目の感染予防など)
が必要だとしています。家族には、飲みが悪い、動きが少ない、息が苦しい、熱がある、けいれんする、体が冷たいなどの危険なサインがあれば、すぐに受診するようすすめています。
日本での受診の目安は生後1か月までの赤ちゃん、こんなときはすぐ受診、早く・小さく生まれた赤ちゃんのケアは早く・小さく生まれた赤ちゃんの「カンガルー・マザー・ケア」、日本の出産の数字は数字で見る日本の出産(2025年)を見てください。
まとめ
- 世界の新生児死亡は2022年に230万人。5歳未満の死亡の47%
- 75%は生後1週間以内。原因は早産・出産の合併症・感染症・先天異常
- 国ごとの新生児死亡率は0.7〜39.4と大きな差
- 日本は2025年に575人、出生千あたり0.9
- 危険なサインがあればすぐ受診
参考文献
- World Health Organization. Newborn mortality (Fact sheet, 14 March 2024). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/newborn-mortality (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省. 令和7年(2025)人口動態統計(確定数)の概況 統計表 第1表 人口動態総覧. https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei25/index.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。