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赤ちゃんの頭のかたちのゆがみ(斜頭)

仰向け寝の向き癖で、生後2〜3か月の20〜30%に。生後1〜2か月のうちに向きを変える、起きているときの腹ばい(タミータイム)で予防。3〜4か月をすぎると自分たちで直すのはむずかしくなる

2026年10月12日

赤ちゃんの後頭部が片側だけ平らになる「位置的頭蓋変形(斜頭)」について、日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け)をもとにまとめました。乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のための仰向け寝で、向き癖によるゆがみがふえていて、生後2〜3か月の時点で20〜30%に見られます。生後1〜2か月は骨がやわらかく首もすわっていないため、寝る向きを変える、起きていて親が見ているときに腹ばいで過ごす(タミータイム)ことなどで、予防・改善が期待できます。月齢が進んで重くなると自然に治るのはむずかしく、3か月以降に重くなった場合はヘルメットによる矯正が選択肢になります。

目次
  1. 生後2〜3か月の20〜30%に
  2. なりやすい赤ちゃん
  3. 予防と改善
  4. 様子をみていていい?
  5. 放っておくと
  6. まとめ

メル美友だちの赤ちゃん、いつも同じほうを向いて寝ていて、頭の後ろが片方だけ平らになってきたんだって。「そのうち治るよ」って言われたけど、ほんと?

プレ男仰向けで寝かせるのが安全って聞くけど、頭のかたちも気になるよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、赤ちゃんの頭のかたちのゆがみ(斜頭)の話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No113 新生児のケア・アップデート」(医師向け)の「位置的頭蓋変形(斜頭症)」をもとにまとめました。

生後2〜3か月の20〜30%に

研修ノートによると、

仰向け寝はSIDSのリスクを下げるために大切です。安全な寝かせ方は、赤ちゃんが安全に眠れるようにを見てください。

なりやすい赤ちゃん

研修ノートでは、男の子、第一子、早く生まれた赤ちゃん、粉ミルクだけで育つ赤ちゃん、首のかたむき(斜頸)、タミータイムが少ない(1日3回以下)、仰向け寝での向き癖などをあげています。

予防と改善

研修ノートによると、

頭のかたちのゆがみは、生後1〜2か月のうちに、寝る向きを変えたり、起きているときに腹ばいで過ごしたりすることで、重くなるのを防ぐことが期待できます。気になるときは、早めに健診で相談してください。

(更新)こども家庭庁の「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」のページ(2026年10月12日閲覧)では、睡眠中の窒息のリスクを下げるポイントとして、寝具は硬めで平らなもの(やわらかいクッションや傾斜のあるマットレスは避ける)、寝床には何も置かずにすっきりと(ぬいぐるみやタオルなどは窒息のリスクにつながる)などをあげています。ドーナツ枕など頭の形のための枕について、このページは直接ふれていません。

様子をみていていい?

研修ノートによると、

プレ男「そのうち治る」と様子をみすぎると、時期をのがしてしまうこともあるんだね。

放っておくと

研修ノートでは、頭のゆがみにともなって、視力の問題、めがねがかけにくい、かみ合わせやあごの問題、首のかたむき、姿勢のくずれなどが起こりうること、見た目による心の負担の原因になることもあるとしています。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No113 新生児のケア・アップデート「9.位置的頭蓋変形(斜頭症)」((1)発生頻度〜(8)1か月児健康診査で親に相談された時の対応). https://www.jaog.or.jp/notes/note21841/ (閲覧日:2026年10月12日)
  2. こども家庭庁. 乳幼児突然死症候群(SIDS)について. https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。