
メル美胸がコリコリしていて、病院で「乳腺症ですね」って言われたの。病気なの?がんになりやすいのかな……。

プレ男「〜症」って言われると、病気みたいに聞こえるよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、「乳腺症」と言われたときの話です。厚生労働省の女性の健康推進サイト「ヘルスケアラボ」の「乳腺症、乳房痛」(2025年2月3日更新)をもとにまとめました。
よくある症状
ヘルスケアラボによると、
- 乳腺外来では、「乳腺症と言われました」「乳房が痛いです」という相談がもっとも多いとされています
- 比較的若い人では、排卵から生理までの時期に痛みが出たり、乳房全体にでこぼこしたコリコリのしこりがあったりすることがよくあります
病気ではなく、生理的な変化
ヘルスケアラボによると、
- 乳腺のしこりや痛みは、一般に乳腺症とよばれます
- 乳腺症は、女性ホルモンのアンバランスで起こる生理的な現象で、誰にでも起こりうるものです。病気ではありません

乳腺症は、女性ホルモンのバランスで起こる生理的な変化で、病気ではありません。ただ、しこりが良性か悪性かを自分で判断するのは危険なので、画像の検査で確かめてください。
さわるだけでは判断できない
ヘルスケアラボによると、
- 乳腺症は、さわるだけで正しく診断するのはむずかしく、マンモグラフィと乳房の超音波検査が必要です
- 画像でもしこりがあるときは、乳がんなども考えて精密検査をします
- 画像でしこりがなければ、それ以上の精密検査はいりません
- 乳腺症がある人で30歳以上なら、1年に1回はマンモグラフィや超音波などの画像の検診を受けるようにとしています

プレ男病気じゃないけど、画像の検査で確かめておくことが大事なんだね。
症状をやわらげるには
ヘルスケアラボによると、
- 女性ホルモンのアンバランスはストレスなどで悪くなるため、規則正しい生活、お酒やカフェインのとりすぎを控えることで、痛みやしこりがよくなることもあります
- 症状が強い人には、漢方薬や、ホルモンを安定させるための低用量ピルなどの効果も報告されています
胸の痛みについては胸(乳房)が痛い・張る、しこりについては胸(乳房)のしこり、乳がん検診については乳がんは女性でいちばん多いがんを見てください。
(更新)厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」では、市町村の乳がん検診は、40歳以上の女性を対象に、原則として2年に1回、問診と乳房エックス線検査(マンモグラフィ)で行うとされています。ヘルスケアラボの「乳腺症がある30歳以上は年1回の画像検査」は、この国の検診とは別の、乳腺症がある人への個別のすすめです。
まとめ
- 乳腺症は、女性ホルモンのアンバランスで起こる生理的な変化。病気ではない
- さわるだけでは判断できない。マンモグラフィと超音波で確認
- 画像でしこりがあれば、乳がんも考えて精密検査
- 乳腺症がある30歳以上は、年1回の画像検診を
- 規則正しい生活、お酒・カフェインを控えることでやわらぐことも
参考文献
- 厚生労働省 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ. 乳腺症、乳房痛(最終更新日:2025年2月3日). https://w-health.jp/woman_trouble/mastopathy/ (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省. がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針. https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001471911.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。