
メル美遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)ってわかってから、ずっと不安で眠れない日があるって話を聞いたの。

プレ男そういうとき、どこに相談したらいいんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と診断されて不安なときの話です。日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)の患者・市民向けガイドブック「遺伝性乳がん卵巣がんを知ろう!」(2022年版)のQ57・Q59をもとにまとめました。HBOCそのものについては遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を見てください。
不安になるのは、自然なこと
ガイドブックによると、
- HBOCやがんが疑われたとき、診断されたときに、病気や遺伝のことで不安になるのは自然なことです
- ただ、不安をかかえすぎると、食欲が落ちる、眠れない、集中力や意欲が落ちるなどの症状が出て、日常生活に影響することもあり、適応障害やうつ病と診断されるような状態になることもあります
- まずはひとりでかかえこまず、家族や信頼できる人に話してみてください。気持ちを言葉にして聞いてもらうことは、不安や落ちこみをやわらげる大切な一歩です
- HBOCについての誤解や知識不足から不安が強くなっていることもあるため、担当医や認定遺伝カウンセラーにも相談してみてください
心の専門家に相談する
ガイドブックによると、
- それでも気持ちが楽にならないときは、心の専門家への相談がすすめられています。遺伝の問題は家族にもかかわるため、家族に相談しづらいこともあるかもしれません
- 心のケアは、精神科医、心療内科医、公認心理師、臨床心理士などが行っています。まず担当医や認定遺伝カウンセラーにつらさを伝えると、必要に応じて専門家を紹介してもらえます
- 医療者に話せないときは、がん診療連携拠点病院の相談支援センターで専門家の情報を得られます
- 主な心のケアは、心配ごとを話して気持ちを整理する心理カウンセリングと、睡眠薬・抗不安薬・抗うつ薬などの薬です。薬は、使い始めたらやめられなくなるということはなく、症状がよくなればやめることもできるとしています

HBOCと診断されて不安になるのは、自然なことです。ひとりでかかえこまず、まずはまわりの人や担当医・認定遺伝カウンセラーに話してみてください。
同じ立場の仲間と話す
ガイドブックによると、
- 悩んだり、決められなかったりするときに、同じ立場の仲間と考えや状況を分かちあうことは、とても大切です
- HBOCの当事者の会を中心に、オンラインや対面のピアカウンセリング、イベントなどがあります。がんになる前の人、がんになったことがある人、診断前の人、家族からの相談もできます
- 乳がん・婦人科がんなどの患者会や、若い世代(AYA世代)の団体でも、HBOCについて学ぶ機会や支援がふえています

プレ男専門家だけじゃなく、同じ経験をした人と話せる場所もあるんだね。
こころがしんどいときの電話の相談先はこころがしんどいときの相談先、家族に伝えるときは遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を家族や子どもに伝えるときを見てください。
まとめ
- HBOCと診断されて不安になるのは自然なこと
- ひとりでかかえこまず、家族や信頼できる人、担当医・認定遺伝カウンセラーに話す
- 眠れない・食欲がないなどが続くときは心の専門家へ。がん診療連携拠点病院の相談支援センターも
- 当事者の会など、同じ立場の仲間と話せる場所もある
参考文献
- 日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構. 遺伝性乳がん卵巣がんを知ろう!みんなのためのガイドブック 2022年版 Q57 HBOCと診断されてから不安感が拭えません。どうすればよいでしょうか? https://johboc.jp/guidebook_g2022/q57/ (閲覧日:2026年10月12日)
- 同 Q59 HBOCと診断された方と、お話しができる場所はありますか? https://johboc.jp/guidebook_g2022/q59/ (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。