
メル美臨月の姉が「おなかが張るけど、これが陣痛なのかわからない」って。いつ病院に電話すればいいのかな。

プレ男破水したら、すぐわかるものなのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、お産が始まったサインの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。いつ連絡するかは、健診を受けている産院の指示がいちばん大切です。前もって確認しておきましょう。
お産が始まるサイン
NHSは、次のようなサインをあげています。
- 陣痛(規則的な張りや痛み)
- おしるし:子宮の入り口をふさいでいた粘液が出てくる。ピンク色の、ねばねばしたゼリーのようなもの(妊娠中のおりもの)
- 腰の痛み、重い感じ
- 赤ちゃんの頭が腸を押すことによる便意
- 破水
陣痛ってどんな感じ?
- NHSによると、陣痛では子宮がぎゅっと張って、ゆるむのをくり返します。とても強い生理痛のように感じる人もいます
- 妊娠の終わりごろには、練習のような張り(前駆陣痛、ブラクストン・ヒックス収縮)が起こることもあります。不快でもふつうは痛くなく、長く続かず、回数も少なく、強くなっていきません
- 本当の陣痛は、だんだん長く、強く、間隔が短くなります。張っているときにおなかに手を当てるとかたく、ゆるむとやわらかくなります
- お産の始まりの時期(潜伏期)は、子宮の入り口がやわらかく、うすくなり、開きはじめる時期で、数時間から、ときに数日かかることもあります。陣痛がまだまばらなうちは、家で過ごすようすすめられることが多いです(お産の進み方はお産の進み方へ)

メル美本当の陣痛は、だんだん長く、強く、間隔が短くなっていくんだね。
いつ連絡する?
NHSは、次のようなときは助産師や産科に連絡するようすすめています。
- お産が始まったと思うとき
- 規則的な陣痛が5分おき、またはそれより短い間隔になったとき
- わからないこと、心配なことがあるとき
すぐに連絡してほしいとき(夜中でも)
NHSは、次のときは翌日まで待たずに、夜中でもすぐに連絡するようすすめています。
赤ちゃんがもう生まれそうで、強くいきみたくなるときは、すぐに救急車を呼んでください。

破水、出血、胎動が少ない、37週より前、長く続く張りは、夜中でもすぐに産院へ連絡を。いつ連絡するかは、前もって産院に確かめておきましょう。
破水したら
NHSによると、
- 破水は、お産の途中で起こることが多いですが、お産が始まる前に起こることもあります
- ちょろちょろ流れることも、どっと出ることもあります。羊水は透明で、うすい色で、ときに少し血が混じることもあります。尿と区別しにくいこともあります(尿もれ?破水?)
- タンポンではなくナプキンを当てて、すぐに連絡しましょう(羊水の色を確かめるため)
- 羊水ににおいがある、色がついている、出血があるときは、すぐに伝えてください。急いで診てもらう必要があることがあります
- 破水すると、24時間以内にお産が始まることが多いとされています。始まらないときは、赤ちゃんの感染のリスクが少し上がるため、陣痛を起こす処置(誘発)がすすめられることがあります(陣痛誘発)
- 破水したあとは、セックスは感染のリスクを上げるかもしれないとされています(お風呂やシャワーで感染が増えるという根拠はない)
お産が始まったら、家でできること
NHSは、お産の始まりのころに、次のことをすすめています。
- 気が向けば歩いたり体を動かしたりする
- 水分をとる(スポーツドリンクもよい)、気が向けば軽食
- 習ったリラックス法や呼吸法。パートナーが一緒にしたり、腰をさすったりするのも痛みを和らげます
- 温かいお風呂
- 英国では、お産のときの痛み止めにパラセタモール(アセトアミノフェン)を説明書どおりに使ってよいとされています。使うかどうかは産院に確認しましょう
お産の痛みをやわらげる方法(無痛分娩など)は、お産の痛みをやわらげる方法の記事にまとめています。
バースプランや入院の荷物の準備は、お産の準備にまとめています。
まとめ
- お産のサインは、陣痛、おしるし、腰の痛み、便意、破水
- 本当の陣痛はだんだん長く、強く、間隔が短くなる
- 破水、出血、胎動が少ない、37週前、2分以上続く張り、10分に6回以上の張りは、夜中でもすぐ連絡
- 破水したらナプキンを当てて連絡。においや色、出血があればすぐ伝える
- 連絡の目安は、前もって産院に確認しておく
参考文献
- NHS. Signs that labour has begun. https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/signs-that-labour-has-begun/ (閲覧日:2026年10月6日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。