
メル美妊娠中の姉が、おりものがすごく増えたって気にしてたの。これってふつうなのかな。

プレ男どんなおりものなら相談したほうがいいんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中のおりものの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。妊娠していないときのおりものについては、おりものの基本を見てください。
妊娠中におりものが増えるのはふつう
NHSによると、
- 妊娠中は、おりものが増えるのがふつうです
- おりものには、腟から子宮へ感染が上がっていくのを防ぐ役割があります
- 健康なおりものは、さらっとしていて、透明〜乳白色で、いやなにおいはしません
- 妊娠の終わりに近づくと、さらに増えます
出産間近の「おしるし」
- NHSによると、妊娠の最後の1週間ほどに、おりものにピンク色の、ねばねばしたゼリーのような粘液が混じることがあります
- これは、妊娠中に子宮の入り口をふさいでいた粘液が出てきたもので、「おしるし」と呼ばれます。体が出産の準備を始めたサインです
- お産が始まる前の数日に、何回か少しずつ出ることもあります

メル美ピンクのねばねばは、お産が近いサインなんだね。
相談したいおりもの
NHSは、おりものが次のようなときは、医師や助産師に連絡するようすすめています。腟の感染症のサインのことがあります。
- いやな、またはいつもとちがうにおいがする
- 緑色や黄色
- 腟のまわりがかゆい、ヒリヒリする
- おしっこのときに痛い
そして、妊娠中に出血があったときは、すぐに連絡してください(妊娠中の出血)。水のようなものが流れ出るときは、破水のこともあります(妊娠中に「すぐ相談」したい症状)。

妊娠中におりものが増えるのはふつうのことです。においや色の変化、かゆみ、出血があるときは、自己判断せずに産婦人科に連絡を。
妊娠中のカンジダ
NHSによると、
- 妊娠中はカンジダになりやすく、白いポロポロした(カッテージチーズのような)おりものが増え、かゆみや刺激感が出ます。ふつう、においはあまりありません
- 妊娠中でも治療できますが、妊娠中に使えない薬もあるので、市販薬を使う前に医師・薬剤師・助産師に相談してください(カンジダ)
- 予防には、ゆったりした綿の下着、香料入りの石けんや入浴剤を避けることがすすめられています
性感染症のことも
- 黄色や緑のおりもの、においの変化は、細菌性腟症やトリコモナス、クラミジア・淋菌などのこともあります(細菌性腟症、トリコモナス)
- 妊娠中の性感染症は、赤ちゃんに影響するものもあるので、妊婦健診の検査とあわせて相談しましょう(妊婦健診で調べる感染症)
まとめ
- 妊娠中はおりものが増えるのがふつう。子宮への感染を防ぐ役割がある
- 健康なおりものは、さらっと、透明〜乳白色、いやなにおいなし
- いやなにおい、緑や黄色、かゆみ・ヒリヒリ、おしっこの痛みは感染症のサイン → 連絡
- 出産間近のピンクのねばねばは「おしるし」。出血や水が流れるときはすぐ連絡
参考文献
- NHS. Vaginal discharge in pregnancy. https://www.nhs.uk/pregnancy/common-symptoms/vaginal-discharge/ (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。