
プレ男もし将来、パートナーが妊娠したら……ぼくにできることってなんだろう。おなかに赤ちゃんがいるのは自分じゃないし、何をしたらいいかわからなそう。

メル美そう考えてくれるだけでうれしいよ。具体的に知っておくと安心だよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、パートナーが妊娠したとき、そばにいる人にできることの話です。英国NHS(NHS 111 Wales)の「Dads and partners」をもとにまとめました。
妊娠の初めのころ
NHSによると、
- 妊娠の初めは、パートナーがとても疲れやすく、料理などのにおいで気分が悪くなったり、眠ってばかりいたりすることがあります(つわり)
- ささいなことでイライラすることもあります。妊娠14週ごろをすぎると、元気が戻ってくる人が多いとされています
妊娠の終わりごろ
- 妊娠の終わり(27〜40週ごろ)は、赤ちゃんが重くなり、疲れやイライラがまた出てきたり、お産がこわくなったりすることがあります
- 仕事を休んでいると、さみしさを感じることもあります
- 不安そうなときは、助産師や家族、友だち、そしてあなたに話すように声をかけてみましょう。話しだすまで時間がかかることもあるので、あせらずに待つことも大切です
毎日の生活でできること
NHSは、次のようなことをすすめています。
- 家事を分担する。とくに、
- 料理:妊娠の初めは料理のにおいがつらいことがあります。あなたが作れば、必要なものを食べやすくなります
- 重い買い物:腰に負担がかかるので、代わりに行くか、一緒に行く
- 一緒に健康的な食事をとる。妊娠中に気をつけたい食べものも知っておく(妊娠中に気をつけたい食べもの)
- たばこ:たばこの煙は赤ちゃんに危険です。吸う人は禁煙の相談を。吸い続ける場合も、パートナーの近くで吸わない、たばこをすすめない、置きっぱなしにしない(妊娠中のたばこ)
- パートナーが心配なときは、健診に一緒に行くか、帰ってきたら話をよく聞く
- 超音波検査にも一緒に行って、画面で赤ちゃんを見る。追加の検査があるときは、とくに支えが大切です

妊娠中は、パートナーの体と気持ちが大きく変わります。「何をしてほしい?」と聞いて、一緒に考えることが、いちばんの支えになります。
妊娠中のセックス
NHSによると、
- 妊娠中に性欲が変わるのはふつうのことです。ふつうは、妊娠中にセックスを避ける医学的な理由はありませんが、
- 初めのころは胸がとても敏感なことがある
- 出血や痛みがあるときはしない
- パートナーが楽な姿勢かどうかに気をつける
- セックスをしないときも、ほかの方法でふれあうことを考え、話し合うことが大切です
- パートナーの体型の変化にとまどうときも、パートナー自身が体の変化に不安を感じているかもしれないので、気持ちを思いやって話しましょう
くわしくは、妊娠中のセックスを見てください。
お産にむけて
NHSによると、
- 両親学級(母親学級・父親学級)などに参加して、お産について知っておくと、より支えになれます
- お産に立ち会うかどうかは、2人とも納得していることが大切です。立ち会わない場合は、代わりに付きそえる友だちや家族がいないか話し合いましょう
- バースプランを一緒に考えて、パートナーの希望を知っておく。お産の途中で気持ちが変わったら、それも支えましょう。パートナーと赤ちゃんの健康がいちばんなので、計画が変わることもあります(お産の準備)
- 最後の数週間は、
- いつでも連絡がつくようにしておく
- 病院までの行き方を決めておく。車で行くなら、ガソリンや所要時間を確かめておく
- 自分用の荷物(軽食、スマートフォンなど)も用意しておく
お産が始まったときのサインは、お産が始まったサインを見てください。
赤ちゃんが生まれたら
NHSによると、
- お客さんが多すぎると、パートナーが疲れてしまうことがあります
- パートナーが毎日しっかり休めるように、赤ちゃんのお世話を代わる
- 家事を引き受ける。ただし、完璧にしようとしなくて大丈夫です
- おむつ替えやお風呂などを覚えて、赤ちゃんとの時間を大切に
- 母乳のときは、授乳中のパートナーに飲みものや軽食を。ミルクのときは、準備や授乳を分担する
- 産後は、傷の痛みなどが落ちつくまで数週間から数か月かかることもあります。セックスは思いやりをもって、それまではほかの方法で愛情を伝えあいましょう
- 仕事を休めるなら、1週間ほど休むとよいとしています。日本の男性の育休については、男性の育休を見てください
気持ちの落ちこみに気づいたら
- 産後、気持ちが落ちこんだり、不安が強くなったりして、たくさんの支えが必要になる人もいます。産後うつのサインと、相談先を知っておきましょう
- パートナー(あなた)も落ちこむことがあります。パートナーのほうが大きな変化に向きあっているとしても、自分の気持ちを無視しなくていいのです。話し合い、友だちにも話しましょう。つらいときは、医療機関に相談を
産後うつはママだけじゃないも見てください。
自分の気持ちも大切に
NHSによると、
- 赤ちゃんをお腹にかかえているのはパートナーでも、妊娠はあなたにも影響します。計画していた妊娠でも、思いがけない妊娠でも、いろいろな気持ちがわいてくるのは自然なことです
- お金の心配(収入が減る、出費が増える、保育の費用など)が出てくることもあります。使える制度を調べて、早めに計画しておくと安心です

メル美「手伝う」じゃなくて、「一緒に親になる」準備なんだね。
まとめ
- 妊娠の初めは、料理や重い買い物を代わりに
- 健診や超音波検査に一緒に。たばこはパートナーの近くで吸わない
- お産の前は、いつでも連絡がつくように。バースプランを一緒に考える
- 産後は、家事と赤ちゃんのお世話を分担して、パートナーが休めるように
- 自分の気持ちのゆれも自然なこと。つらいときは相談を
参考文献
- NHS 111 Wales. Dads and partners(Last Updated: 19/04/2021). https://111.wales.nhs.uk/livewell/pregnancy/DadsAndPartners/ (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。