
プレ男友だちの奥さんが双子を妊娠したんだって!一卵性か二卵性かって、いつわかるのかな。

メル美双子だと、健診も1人のときとちがうのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、双子の妊娠の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。双子のお産については、双子のお産の記事を見てください。
一卵性と二卵性
NHSによると、
- 英国では、双子の3分の1が一卵性、3分の2が二卵性です
- 一卵性:1つの受精卵が2つに分かれたもの。同じ遺伝子をもち、性別も同じです
- 二卵性:2つの卵子がそれぞれ受精したもの。ふつうのきょうだいと同じくらい似ていて、性別は同じことも、ちがうこともあります
- 一卵性の双子になる確率は、誰でも約250分の1で、家系とは関係ありません
- 二卵性は、35歳以上、母方の家系、体外受精(複数の胚を戻す場合)などで多くなります。人種によってもちがい、NHSは日本人ではもっとも少ないとしています
- 不妊治療や出産年齢が上がったことで、双子などの多胎は増えています
胎盤を共有しているかが大切
NHSによると、
- 双子かどうかは、ふつう12週ごろの超音波でわかります
- 11〜14週ごろの超音波で、胎盤と、赤ちゃんを包む膜(羊膜)の数を確かめます。この時期がいちばん正確にわかります
- 医学的には、双子は3つに分けられます
| 種類 | 胎盤 | 羊膜(赤ちゃんの袋) |
|---|---|---|
| 二絨毛膜二羊膜(DCDA) | 1人に1つずつ | 1人に1つずつ |
| 一絨毛膜二羊膜(MCDA) | 2人で1つを共有 | 1人に1つずつ |
| 一絨毛膜一羊膜(MCMA、まれ) | 2人で1つを共有 | 2人で1つを共有 |
- 二卵性はすべてDCDA。一卵性の多くはMCDAで、DCDAのこともあり、ごくまれにMCMAです

メル美胎盤を共有しているかどうかで、気をつけることが変わるんだね。
健診と超音波の回数
- DCDA:おなかの中でのリスクはずっと低く、英国では超音波はふつう4週ごと
- MCDA:双胎間輸血症候群のリスクがいちばん高いので、超音波や確認が多くなり、専門の施設を紹介されることもあります
- MCMA:へその緒がからまることが多く、頻繁な超音波と専門のケアを受けます
- 英国では、16〜20週に子宮頸管の長さをはかり、早産のリスクを確かめます。20週には赤ちゃんの発育を確かめる超音波があります
双胎間輸血症候群(TTTS)
- 1つの胎盤を共有する一卵性の双子に起こります(MCDAに多く、MCMAでも起こる)
- 胎盤の中で2人の血管が異常につながり、片方からもう片方へ血液がかたよって流れる病気です
- 胎盤を共有する双子の10〜15%に起こり、重い結果になることがあります。治療は一人ひとりの状況によるので、医師とよく相談します

双子の妊娠は、多くは健康な赤ちゃんにつながります。ただ、早産や貧血、妊娠高血圧腎症のリスクが高いので、健診を欠かさず受けましょう。
双子の妊娠のリスク
NHSによると、多くの双子の妊娠は健康で、健康な赤ちゃんが生まれますが、次のようなリスクが高くなります。
羊水が多すぎる羊水過多も、双子など多胎で起こりやすいとされています(羊水過多)。
予定してお産をする時期(英国)
英国では、次の時期に予定してお産をすることが提案されます。この時期を過ぎて妊娠を続けると、危険になることがあるためです。
- 胎盤が1人に1つずつの双子:37週
- 胎盤を共有する一卵性の双子:36週
- 合併症のない三つ子:35週
- MCMAの双子:32〜33週
まとめ
- 双子は一卵性(約3分の1)と二卵性(約3分の2)(英国)
- 11〜14週ごろの超音波で、胎盤を共有しているかを確かめる。それで健診の回数が変わる
- 胎盤を共有する双子では、双胎間輸血症候群が10〜15%に起こる
- 貧血、妊娠高血圧腎症、早産のリスクが高い。双子の約6割は37週より前に生まれる
- 健診を欠かさずに
参考文献
- NHS. Pregnant with twins. https://www.nhs.uk/pregnancy/your-pregnancy-care/pregnant-with-twins/ (閲覧日:2026年10月7日)
- NHS. Antenatal care with twins. https://www.nhs.uk/pregnancy/your-pregnancy-care/antenatal-care-with-twins/ (閲覧日:2026年10月7日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。