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双極性障害・統合失調症があって妊娠を考えたら

薬をやめると再発しやすい。妊娠中も薬を続けるのが原則。とくに産後は再発しやすいので、妊娠前から精神科と産婦人科で準備を。産後は休息と睡眠がとれるような手助けを

2026年10月10日

双極性障害や統合失調症がある人が妊娠を考えたときのことをまとめました。日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け)によると、双極性障害は、いったんよくなっても再発しやすく、薬を中断すると再発のリスクが高まるため、妊娠中も薬を続けることが原則です。とくに産後4週間以内は再発しやすいとされています。妊娠の少なくとも6か月前から、安定した状態で治療を続けていることが求められています。統合失調症も、妊娠中に薬を自己判断でやめる人が多く、その結果、とくに産後の再発がふえるとされています。

目次
  1. 双極性障害:妊娠中も薬を続けるのが原則
  2. 統合失調症:自己判断で薬をやめる人が多い
  3. 産後は、休息と睡眠がとれるように
  4. まとめ

メル美双極性障害で治療中の友だちが、「赤ちゃんがほしいけど、薬は全部やめたほうがいいよね」って言ってたの。

プレ男赤ちゃんのためにやめたい気持ちはわかるけど、やめて大丈夫なのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、双極性障害・統合失調症があって妊娠を考えたときの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No111 合併症妊娠」の「双極性障害」「統合失調症」(医師向け)をもとにまとめました。

双極性障害:妊娠中も薬を続けるのが原則

研修ノートによると、

産後精神病については、産後精神病を見てください。

双極性障害や統合失調症の薬は、自己判断でやめると再発しやすくなります。妊娠を考えはじめたら、精神科の主治医と産婦人科に相談して、妊娠前から準備しておきましょう。

統合失調症:自己判断で薬をやめる人が多い

研修ノートによると、

プレ男赤ちゃんのために薬をやめたつもりでも、かえって再発しやすくなるんだね。

産後は、休息と睡眠がとれるように

研修ノートによると、統合失調症のある人の産後は、再発や悪化を防ぐため、薬を続けることに加えて、育児の合間に休息や睡眠がとれるような育児の手助けを行うとしています。

パートナーや家族にできること

産後うつについては、産後うつはママだけじゃないも見てください。

(更新)気分安定薬の添付文書では、バルプロ酸ナトリウム錠(2026年3月改訂)は、躁病・躁うつ病などの治療では妊婦に「治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと」(片頭痛の予防では投与しない)とされ、二分脊椎などの先天異常の報告があります。炭酸リチウム錠(2026年6月改訂)も、妊婦には「治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと」とされ、使う場合は周産期の管理ができる医療施設と連携し、血中のリチウム濃度をこまめに測るよう書かれています。どちらも、妊娠する可能性のある女性には、先天異常のリスクを十分に説明し、使うかどうかを慎重に判断するとされています。自己判断で薬をやめず、妊娠を考えはじめたら主治医に相談してください。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No111 合併症妊娠「(2)双極性障害:Bipolar disorder」「(3)統合失調症:Schizophrenia」. https://www.jaog.or.jp/notes/note20015/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. バルプロ酸ナトリウム錠 添付文書(2026年3月改訂 第4版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071273 (閲覧日:2026年10月12日)
  3. 炭酸リチウム錠 添付文書(2026年6月改訂 第6版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070245 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。