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閉経するとコレステロールが上がりやすい

女性ホルモンが減ると、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪がふえる。閉経のころからは健診の脂質の値にも注目を。まずは食事・運動・禁煙・お酒を減らすこと。更年期症状があればHRTで改善することも

2026年10月10日

閉経のころから、健診でコレステロールが高いと言われる女性がふえます。日本産婦人科医会の研修ノートによると、女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、肝臓でLDLを取りこむしくみが減り、血液中のLDL(悪玉)コレステロールの粒子がふえます。中性脂肪も高くなり、動脈硬化を起こしやすい小さなLDLとも関係します。脂質異常症の予防・治療は、まず食事・運動・禁煙などの生活習慣の見直しから。更年期症状があってHRTを使える人では、HRTで脂質がよくなることも期待されます。

目次
  1. 閉経でコレステロールが上がるわけ
  2. 健診の値に注目を
  3. まずは生活習慣から
  4. 更年期症状がある人はHRTも
  5. まとめ

メル美母が、閉経してから急に健診で「コレステロールが高い」って言われるようになったんだって。食生活は変わってないのに……。

プレ男閉経とコレステロールって、関係があるの?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、閉経とコレステロールの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「中高年女性のケア・アップデート」の「閉経と脂質代謝」「閉経後脂質異常症に対するHRTによる治療」など(医師向け)をもとにまとめました。健診のコレステロールの値の見方は健診で「LDLコレステロールが高い」を見てください。

閉経でコレステロールが上がるわけ

日本産婦人科医会の研修ノートによると、

プレ男食生活が同じでも、女性ホルモンが減るだけでコレステロールが上がりやすくなるんだね。

健診の値に注目を

研修ノートでは、日本動脈硬化学会のガイドライン(2022年版)にもとづいて、

などを紹介しています。閉経のころからは、健診の脂質の値の変化にも注目しましょう(健診のコレステロール・中性脂肪)。

閉経のころは、更年期の症状だけでなく、コレステロールも変わりやすい時期です。健診の結果を見て気になるときは、婦人科や内科で相談してください。

まずは生活習慣から

研修ノートによると、

更年期症状がある人はHRTも

研修ノートによると、

HRTについては、ホルモン補充療法(HRT)のよくある疑問、更年期については女性の更年期を見てください。

(更新)日本のエストラジオールの添付文書で効能・効果を確認すると、錠剤(2025年10月改訂)は「更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、腟萎縮症状」「閉経後骨粗鬆症」など、ゲル剤は「更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状」などで、脂質異常症は効能・効果にふくまれていません。保険の扱いそのものは確認していません。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No114 中高年女性のケア・アップデート「(1)閉経と脂質代謝」「(3)脳心血管疾患(CVD)リスクと脂質代謝」「(4)閉経後脂質異常症に対するHRTによる治療」. https://www.jaog.or.jp/notes/note21844/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. エストラジオール錠 添付文書(2025年10月改訂 第5版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054621 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。