
メル美最近、前みたいにそういう気持ちにならなくて…。自分がおかしいのかなって、だれにも言えないの。

プレ男男でも、仕事が忙しいとそうなることがあるよ。でも、相談していいことなのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、性欲がわかない(性欲の低下)という悩みの話です。男女どちらにも起こる、よくある悩みで、あなたがおかしいわけではありません。英国NHSの資料をもとに、原因と対処をまとめました。
性欲が下がる、主な原因
NHSは、主な原因として次のものをあげています。
- パートナーとの関係の問題
- ストレス、不安、うつ
- 性の悩み:ED(勃起しにくい)や腟の乾燥など
- 妊娠と出産:妊娠中はホルモンが変わり、赤ちゃんのお世話はストレスが多く、疲れます
- 年齢によるホルモンの低下、とくに更年期
- 薬:血圧の薬や抗うつ薬など
- ホルモンを使う避妊薬:ピルなど
- お酒の飲みすぎ
- 長く続く病気:心臓病、糖尿病、甲状腺の働きの低下、がんなど

メル美ストレスや疲れ、薬やピルでも下がることがあるんだ。気持ちの問題だけじゃないんだね。
原因に合わせた対処
NHSによると、原因を治療すると、性欲は戻っていくことが多いとされています。
| 原因 | 対処の例 |
|---|---|
| パートナーとの関係 | カップルカウンセリング |
| 腟の乾燥、ED | 潤滑剤、勃起を助ける薬など、その悩みの治療(性交痛) |
| 更年期 | ホルモン補充療法(HRT)(女性の更年期) |
| うつなど、こころの不調 | 抗うつ薬や認知行動療法 |
| 薬、避妊薬、病気 | 別の薬や避妊法に変える、病気の治療を相談する |
出典:NHS「Low sex drive (loss of libido)」
- 薬やピルが原因かもしれないと思っても、自分の判断で急にやめないでください。避妊が途切れたり、病気が悪くなったりすることがあります。処方した医師に相談しましょう
こんなときは相談を
NHSは、次のようなときは受診するようすすめています。
- 性欲が下がっていることが気になる、悩んでいる
- 飲んでいる薬やホルモンの避妊薬が影響していると思う
- 妊娠・出産のあと、性欲が元に戻らない
女性は婦人科、男性は泌尿器科、こころの不調が気になるときは心療内科・精神科などで相談できます。かかりつけ医に相談するのもよい方法です。
産後は、とくにがまんしないで
- 出産のあとは、ホルモンの変化、寝不足、育児の疲れが重なります。性欲がわかないのはふつうのことです
- 気持ちの落ちこみや、何も楽しめない状態が続くときは、産後うつのことも。早めに相談を(産後の避妊とセックスの再開)

性欲の低下には、ストレスや関係のこと、産後、更年期、薬など、いろいろな原因があります。原因に合わせた対処で戻ることが多いので、悩んでいるなら相談してください。
パートナーと話すとき
- 性欲の強さは、人によって、時期によってちがうものです。どちらかが「正しい」わけではありません
- 「愛情がなくなった」とすぐに結びつけない。疲れや体の変化、薬が原因のこともあります
- 責めない、せかさない。気持ちを言葉にして、2人でできることを探しましょう。セックス以外のふれあいも、大切なつながりです
- 話し合いがむずかしいときは、カップルカウンセリングという方法もあります

プレ男責めたりせかしたりしないで、まず話を聞くことが大事なんだね。
カップルでのセックスレスの悩みについては、セックスレスの悩みにまとめています。
まとめ
- 性欲の低下は、男女どちらにも起こるよくある悩み
- 原因は、関係のこと、ストレス・うつ、ED・腟の乾燥、産後、更年期、薬・ピル、お酒、持病などいろいろ
- 原因に合わせた対処で戻ることが多い。薬やピルは自己判断でやめず医師に相談
- 悩んでいるなら、婦人科・泌尿器科・かかりつけ医などへ
- パートナーとは、責めずに、言葉で話し合う
参考文献
- NHS. Low sex drive (loss of libido)(Page last reviewed: 26 May 2026). https://www.nhs.uk/symptoms/loss-of-libido/ (閲覧日:2026年10月4日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。