予防2026年10月12日

2016年3月以前に生まれた人は、B型肝炎ワクチンを受けていないことが多い:定期接種の前は、3歳以上で抗体をもつ子は10%以下。思春期の前の「追いつき接種」が大切(研究班)

B型肝炎ワクチンを受けた世代と受けていない世代について、国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2023年3月号の「小児のB型肝炎ウイルス感染疫学と今後の課題」(国立国際医療研究センター)をもとにまとめました。2016年4月1日以降に生まれた人は、赤ちゃんのときに定期接種でB型肝炎ワクチンを受けています。定期接種の前の研究班の調査(2013〜2015年度、約2万7,000人)では、ワクチンで抗体をもつ子は1歳53%、2歳28%で、それより上の年齢では10%以下でした。研究者は、性行為などで感染するリスクが上がる思春期の前に、追いつきの接種(キャッチアップ接種)を行うことが大切だとしています。

目次
  1. 2016年4月以降に生まれた人は定期接種
  2. それより前に生まれた人は、受けていないことが多い
  3. 子どもの生活の中でもうつることがある
  4. 思春期の前に「追いつき接種」を
  5. まとめ

プレ男B型肝炎のワクチンって、赤ちゃんのときにみんな受けているんじゃないの?

メル美定期接種になったのは2016年からだから、それより前に生まれた人は受けていないかも。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、B型肝炎ワクチンを受けた世代・受けていない世代の話です。国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2023年3月号の「小児のB型肝炎ウイルス感染疫学と今後の課題」(国立国際医療研究センター)をもとにまとめました。

2016年4月以降に生まれた人は定期接種

IASRによると、B型肝炎ワクチンの定期接種で、2016年4月1日以降に生まれたすべての人が、赤ちゃんのときにワクチンを受けるようになりました。将来、大人の急性B型肝炎や、肝硬変・肝がんが大きくへることが期待されています。

それより前に生まれた人は、受けていないことが多い

定期接種を始めるかを決めるために、研究班が2013〜2015年度に行った大規模な調査(約2万7,000人の子ども)では、

研究者は、2016年3月31日以前に生まれた子はB型肝炎ワクチンの接種率が低いため、性行為などで感染のリスクが上がる思春期の前に追いつきの接種を行うことが大切だとしています。

子どもの生活の中でもうつることがある

思春期の前に「追いつき接種」を

研究者は、

としています。

プレ男ぼくは2016年より前の生まれだから、母子手帳で受けたか確かめてみよう。

B型肝炎ワクチンのくわしいことはB型肝炎ワクチン、B型肝炎そのものはB型肝炎ってどんな病気?、日本のキャリアの割合は日本のB型肝炎の「キャリア」はへっているを見てください。

まとめ


参考文献

  1. 酒井愛子, 杉山真也, 須磨崎亮. 小児のB型肝炎ウイルス感染疫学と今後の課題(IASR Vol.44 p37-38: 2023年3月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol44/517/517r03.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。