病気の解説2026年10月10日

D型肝炎:B型肝炎ウイルスがいないとふえないウイルス。B型肝炎の人に重なって感染すると、ウイルス性肝炎でもっとも重い形に。性行為や血液でうつる。B型肝炎のワクチンで防げる

D型肝炎ウイルス(HDV)は、B型肝炎ウイルス(HBV)がいないとふえることができないウイルスです。WHO(2026年)によると、慢性のD型肝炎はB型肝炎のある人にだけ起こり、世界ではB型肝炎の慢性感染者の約5%(約1,200万人)がD型肝炎にもかかっています。B型肝炎と同じように、血液や体液、性行為でうつります。B型肝炎に重なってD型肝炎にかかると、肝硬変や肝臓がんに早く進むことがあり、慢性のウイルス性肝炎でもっとも重い形とされています。B型肝炎のワクチンで、D型肝炎も防ぐことができます。

目次
  1. D型肝炎とは
  2. うつり方
  3. 2つのかかり方
  4. 予防と治療
  5. まとめ

プレ男A型、B型、C型の肝炎は聞いたことがあるけど、D型肝炎ってあるの?

メル美B型肝炎と関係があるって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、D型肝炎の話です。WHO(世界保健機関)のファクトシート「Hepatitis D」をもとにまとめました。B型肝炎についてはB型肝炎を見てください。

D型肝炎とは

WHOによると、

うつり方

WHOによると、

D型肝炎は、B型肝炎がなければかかりません。だから、B型肝炎のワクチンがD型肝炎の予防にもなります。B型肝炎のワクチンを受けていない人は、検討してみてください。

2つのかかり方

WHOによると、

予防と治療

WHOによると、

B型肝炎のある人で、性感染症やHIVの心配がある人は、HIVとB型肝炎も見てください。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Hepatitis D(Fact sheet). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/hepatitis-d (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。