市区町村の肝炎ウイルス検診(2024年度):B型は約54万人が受けて2,635人が陽性、C型は811人が「いま感染している可能性が高い」。どの年代でも見つかっている
厚生労働省の「令和6(2024)年度地域保健・健康増進事業報告」(2026年3月17日公表)の結果の概要から、市区町村が行った肝炎ウイルス検診の結果をまとめました。2024年度にB型肝炎ウイルス検診を受けた人は53万9,936人で、2,635人(約0.5%)が陽性でした。C型肝炎ウイルス検診を受けた人は53万9,360人で、811人が「現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高い」と判定されました。40歳の受診者でも、B型で131人、C型で39人が見つかっています。B型・C型肝炎は性行為でうつることもあり、症状がないまま進むことがあるため、一度は検査を受けておくことが大切です。

プレ男市区町村の肝炎ウイルス検診って、実際にどのくらいの人が陽性になっているの?

メル美症状がなくても見つかるのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、市区町村の肝炎ウイルス検診の結果の話です。厚生労働省の「令和6(2024)年度地域保健・健康増進事業報告」(2026年3月17日公表)の結果の概要をもとにまとめました。
2024年度の結果
2024年度に市区町村が行った肝炎ウイルス検診では、
| 受けた人 | 見つかった人 | |
|---|---|---|
| B型肝炎ウイルス検診 | 53万9,936人 | 2,635人が「陽性」 |
| C型肝炎ウイルス検診 | 53万9,360人 | 811人が「現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高い」 |
でした。B型では、受けた人の約0.5%が陽性でした。
年齢別では
| 年齢 | B型 受けた人 | B型 陽性 | C型 受けた人 | C型 感染の可能性が高い |
|---|---|---|---|---|
| 40歳 | 6万4,420人 | 131人 | 6万4,464人 | 39人 |
| 41〜44歳 | 4万4,405人 | 127人 | 4万4,397人 | 26人 |
| 45〜49歳 | 4万7,151人 | 148人 | 4万7,143人 | 50人 |
| 50〜54歳 | 5万2,594人 | 181人 | 5万2,627人 | 68人 |
| 55〜59歳 | 4万8,906人 | 241人 | 4万8,874人 | 52人 |
| 60〜64歳 | 6万909人 | 301人 | 6万811人 | 96人 |
| 65〜69歳 | 7万9,924人 | 448人 | 7万9,743人 | 123人 |
| 70〜74歳 | 6万8,079人 | 487人 | 6万7,854人 | 137人 |
| 75〜79歳 | 4万3,813人 | 332人 | 4万3,717人 | 90人 |
| 80歳以上 | 2万9,735人 | 239人 | 2万9,730人 | 130人 |
年齢が上がるほど陽性の割合は高い傾向ですが、40歳の受診者でも、B型で131人、C型で39人が見つかっています。

2024年度の市区町村の肝炎ウイルス検診では、B型で2,635人が陽性、C型で811人が「いま感染している可能性が高い」と判定されました。40歳の受診者でも見つかっています。
性行為でうつることもある
B型肝炎は性行為でうつる肝炎で、ワクチンで予防できます(B型肝炎ってどんな病気?)。C型肝炎は、おもに血液でうつりますが、性行為でうつることもあり、いまは飲み薬で治る時代です(C型肝炎ってどんな病気?)。どちらも症状がないまま進むことがあるので、一度は検査を受けておくことが大切です(肝炎ウイルス検査は「一生に一度」受けておきたい)。

プレ男症状がなくても見つかるんだね。自分も一度は検査を受けておこう。
(更新)厚生労働省の通知「健康増進事業に基づく肝炎ウイルス検診等の実施について」(平成20年3月31日 健発第0331009号)の実施要領では、市区町村の肝炎ウイルス検診の対象は、その年度に満40歳になる人と、満41歳以上で過去に同じような検診を受けたことがなく、受けたい人です。また、厚生労働省の「各自治体における肝炎対策の現状に係る自治体調査の結果について(2025年4月1日現在)」では、感染症法にもとづく肝炎ウイルス検査(特定感染症検査等事業)を、都道府県・保健所設置市・特別区の計140自治体のうち124自治体が保健所で無料で実施していました(委託医療機関での無料実施は102自治体)。保健所の検査の対象年齢や受け方は、住んでいる地域の保健所に確かめてください
日本で肝炎やHIVで亡くなった人の数は、日本でHIVやウイルス性肝炎で亡くなった人(2025年)を見てください。
まとめ
- 2024年度の市区町村の肝炎ウイルス検診は、B型・C型それぞれ約54万人が受診
- B型は2,635人(約0.5%)が陽性、C型は811人が「いま感染している可能性が高い」
- 年齢が上がるほど多いが、40歳でも見つかっている
- 症状がなくても、一度は検査を
参考文献
- 厚生労働省. 令和6(2024)年度地域保健・健康増進事業報告の概況 Ⅱ 結果の概要 健康増進編 7 肝炎ウイルス検診(2026年3月17日公表). https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/24/dl/kekka2.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省. 各自治体における肝炎対策の現状に係る自治体調査の結果について(2025年4月1日現在). https://www.mhlw.go.jp/content/10905750/001556771.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省. 健康増進事業に基づく肝炎ウイルス検診等の実施について(平成20年3月31日 健発第0331009号). https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb7591&dataType=1&pageNo=1 (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
