日本でHIV感染症やウイルス性肝炎で亡くなった人(2025年):HIV感染症は50人、ウイルス性肝炎は1,246人(B型295人、C型781人)。どれも早く見つけて治療すれば、防げることの多い死です
厚生労働省の「令和7年(2025)人口動態統計(確定数)」の第8表(死因簡単分類別にみた性別死亡数)から、性行為でもうつることがあるウイルスによる死亡をまとめました。2025年に死因がHIV感染症(統計の分類名は「ヒト免疫不全ウイルス[HIV]病」)とされた人は50人(男性48人、女性2人)で、2024年の55人より少なくなりました。ウイルス性肝炎は1,246人で、B型が295人、C型が781人でした(2024年は1,448人)。HIVは早く見つけて治療を続ければエイズの発症を防げ、B型肝炎はワクチンで予防でき、C型肝炎は飲み薬で治る時代です。一度は検査を受けておくことが大切です。

プレ男HIVや肝炎で亡くなる人って、日本でも今いるの?

メル美治療が進んでいるって聞くけど、数字で知りたいな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVやウイルス性肝炎で亡くなった人の数の話です。厚生労働省の「令和7年(2025)人口動態統計(確定数)」の第8表「死因簡単分類別にみた性別死亡数」をもとにまとめました。
2025年の死亡数
| 死因 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| HIV感染症(分類名「ヒト免疫不全ウイルス[HIV]病」) | 50人(男性48人、女性2人) | 55人 |
| ウイルス性肝炎(合計) | 1,246人 | 1,448人 |
| ・B型ウイルス性肝炎 | 295人 | 317人 |
| ・C型ウイルス性肝炎 | 781人 | 948人 |
| ・その他のウイルス性肝炎 | 170人 | 183人 |
- HIV感染症で亡くなった人は50人で、前の年より5人少なくなりました
- ウイルス性肝炎で亡くなった人は1,246人で、前の年より202人(14.0%)少なくなりました。とくにC型は781人で、前の年より167人(17.6%)少なくなっています

2025年に死因がHIV感染症とされた人は50人、ウイルス性肝炎は1,246人(B型295人、C型781人)でした。
亡くなる人をへらすために
- HIVは、早く見つけて治療を続ければ、エイズの発症を防ぐことができます。日本では新しく見つかる人の約3割が、エイズを発症してからわかっています(数字で見る日本のHIV(2025年))
- B型肝炎は、性行為でもうつり、ワクチンで予防できます(B型肝炎ワクチン)
- C型肝炎は、いまは飲み薬で治る時代です(C型肝炎ってどんな病気?)
- どれも症状がないまま進むことがあるので、一度は検査を受けておくことが大切です(市区町村の肝炎ウイルス検診(2024年度))

プレ男早く見つけて治療すれば、防げることが多いんだね。HIVと肝炎の検査、いっしょに受けておこう。
肝臓がんなど、ウイルスが原因のがんについては世界のがんの8人に1人は感染症が原因(IARC)を見てください。
まとめ
- 2025年に死因がHIV感染症とされた人は50人(2024年55人)
- ウイルス性肝炎は1,246人(B型295人、C型781人)。前の年より14.0%少ない
- HIVは早期の治療、B型肝炎はワクチン、C型肝炎は飲み薬で防げる・治せる
- 症状がなくても、一度は検査を
参考文献
- 厚生労働省. 令和7年(2025)人口動態統計(確定数)の概況 統計表 第8表 死因簡単分類別にみた性別死亡数. https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei25/index.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
