基礎知識2026年10月10日

数字で見る日本のHIV(2025年):新規報告890件、約3割はエイズを発症してから見つかった。HIV感染者として見つかった人も、約3人に1人は診断時に免疫がかなり下がっていた(CD4<200)。保健所などの検査はコロナ前より約3万5千件少ない

厚生労働省エイズ動向委員会の「令和7(2025)年エイズ発生動向 分析結果」によると、2025年の新規報告はHIV感染者624件、エイズ患者266件の計890件で、29.9%はエイズを発症してから見つかりました。エイズを発症する前に見つかったHIV感染者でも、診断時のCD4値の記載があった人の31.5%がCD4値200/μL未満でした。保健所などのHIV検査は106,756件で、新型コロナの流行前(2019年、142,260件)より少ない状態が続いています。早く見つけるために、検査を。

目次
  1. 言葉の意味
  2. 2025年の新規報告
  3. 見つかったときには、免疫が下がっていることが多い
  4. 年齢が高いほど、エイズで見つかる割合が高い
  5. 保健所などの検査は、コロナ前より少ないまま
  6. 母子感染
  7. 検査を受けるには
  8. まとめ

メル美日本でHIVに感染する人は、減ってきてるのかな。

プレ男報告が減っても、検査を受ける人が減っていたら、見つかっていないだけかもしれないよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、数字で見る日本のHIV(2025年)の話です。厚生労働省エイズ動向委員会の「令和7(2025)年エイズ発生動向 ―分析結果―」をもとにまとめました。HIVそのものについては、HIVの記事を見てください。

言葉の意味

2025年の新規報告

分析結果によると、

メル美約3割が、エイズを発症してから見つかっているんだ……。もっと早く検査を受けていれば、と思うと苦しいね。

見つかったときには、免疫が下がっていることが多い

2019年から、届出に診断時のCD4値(免疫の細胞の数)が加わりました。分析結果によると、CD4値の記載があった人のうち、

CD4値が低いほど、免疫が弱っていることを示します。エイズを発症して見つかるときに多い病気は、エイズを発症してからHIVがわかるときにまとめています。エイズを発症する前に見つかった人でも、約3人に1人は、免疫がかなり下がってから見つかっていることになります。

HIVは、早く見つけて治療を始めれば、エイズの発症を防ぎ、パートナーへの感染も防げます。でも実際には、免疫が下がってから見つかる人が多いのが現状です。心当たりがあれば、早めに検査を。

年齢が高いほど、エイズで見つかる割合が高い

分析結果によると、

年齢や住んでいる場所にかかわらず、心当たりがあれば検査を考えましょう(こんなときはHIV検査を、50代・60代以上の性感染症)。

保健所などの検査は、コロナ前より少ないまま

分析結果によると、

プレ男報告が減っていても、検査を受ける人が減っていたら、安心はできないってことなんだね。

母子感染

検査を受けるには

2026年1〜6月の報告は、日本のHIV、2026年1〜6月は477件の報告を見てください。

都道府県別の数字は、都道府県別にみたHIV(2025年)を見てください。

感染した場所(国内・海外)は、HIVはどこで感染している?(2025年)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省エイズ動向委員会. 令和7(2025)年エイズ発生動向 ―分析結果―(PDF). https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/data/2025/nenpo/bunseki.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。