日本のHIV、2026年1〜6月は477件の報告:前の年の同じ時期より約13%多い。約3割はエイズを発症してからわかった。早い検査が大切
エイズ動向委員会の四半期の報告(2026年9月16日公表)をもとに、2026年1〜6月(第1・第2四半期)の日本のHIV感染者・エイズ患者の報告をまとめました。新たな報告は、HIV感染者338件、エイズ患者139件の合わせて477件で、2025年の同じ時期(423件)より約13%多くなりました。報告の約3割(29%)は、エイズを発症してからHIV感染がわかった人でした。HIV感染者の約3分の2は男性同士の性的接触による感染で、20〜29歳がもっとも多くなっています。HIVは、早く見つけて治療を続ければ、エイズの発症を防ぎ、長く健康に暮らせる病気です。

プレ男日本のHIVの報告は、2026年はどうなっているの?

メル美エイズを発症してからわかる人が多いって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、2026年1〜6月の日本のHIVの報告の話です。エイズ動向委員会の四半期の報告(令和8年第1・第2四半期、2026年9月16日公表、API-Net掲載)をもとにまとめました。2025年1年間の数字は、数字で見る日本のHIV(2025年)を見てください。
半年で477件、前の年より約13%多い
エイズ動向委員会の報告によると、新たに報告されたHIV感染者・エイズ患者は、
| 2025年1〜6月 | 2026年1〜6月 | |
|---|---|---|
| HIV感染者 | 304件 | 338件 |
| エイズ患者 | 119件 | 139件 |
| 合計 | 423件 | 477件 |
- 合計は、前の年の同じ時期より約13%多くなりました
- 2026年は、1〜3月にHIV感染者173件・エイズ患者52件、4〜6月にHIV感染者165件・エイズ患者87件でした
約3割は、エイズを発症してからわかった
- 2026年1〜6月の報告477件のうち、エイズ患者は139件(約29%)でした
- エイズ患者とは、HIVに感染していることがわかったときに、すでにエイズを発症していた人です。HIVに感染しても長いあいだ症状がないことが多く、検査を受けないまま時間がたつと、免疫が弱ってエイズを発症します

報告の約3割は、エイズを発症してからHIV感染がわかった人です。HIVは、早く見つけて治療を続ければ、エイズの発症を防ぎ、長く健康に暮らせる病気です。心当たりがあれば、早めに検査を受けてください。
どんな人の報告が多い?
2026年1〜6月のHIV感染者338件では、
- 感染経路は、男性同士の性的接触が225件(約67%)、異性間の性的接触が51件でした
- 年齢は、20〜29歳が125件(約37%)ともっとも多く、30〜39歳が112件でした
- 女性は15件でした
異性間の性的接触による感染もあり、だれにでも関係のある病気です。

プレ男20代がいちばん多いんだね。症状がないうちに検査を受けることが大事なんだ。
東京都が約3割
都道府県別の表(報告した医療機関のある都道府県で集計)によると、2026年1〜6月の東京都の報告は、HIV感染者106件、エイズ患者30件の合わせて136件で、全国の約3割(29%)でした(2025年の同じ時期は130件)。大阪府は38件(同45件)でした。
保健所などの検査は約14%へった
同じエイズ動向委員会の資料(2026年9月16日)の「保健所等におけるHIV抗体検査及びHIV郵送検査件数」によると、保健所などでのHIV抗体検査は、
- 2026年1〜6月:4万5,613件(1〜3月 2万2,225件、4〜6月 2万3,388件)
- 2025年1〜6月:5万3,284件(1〜3月 2万6,434件、4〜6月 2万6,850件)
で、前の年の同じ時期より約14%少なくなりました。一方、保健所などが行う郵送検査(国の補助の対象)は、2025年7〜12月の327件から、2026年1〜6月は1,195件(1〜3月 546件、4〜6月 649件)にふえています。
検査は、無料・匿名でも受けられる
全国の保健所などでは、HIV検査を無料・匿名で受けられます。くわしくは全国の保健所で、無料・匿名のHIV検査を見てください。エイズを発症してからわかるときのことは、エイズを発症してからHIVがわかるときを見てください。
まとめ
- 2026年1〜6月の報告は477件(HIV感染者338件・エイズ患者139件)
- 前の年の同じ時期より約13%多い
- 約3割(29%)は、エイズを発症してからHIV感染がわかった
- HIV感染者の約3分の2は男性同士、20代がもっとも多い。異性間の感染も
- 保健所などで無料・匿名で検査できる。早めの検査を
参考文献
- エイズ動向委員会. HIV感染者及びエイズ患者の国籍別、性別、感染経路別、年齢別、感染地域別報告数(令和8年第1四半期、第2四半期)、都道府県別報告数(令和8年第1・2四半期)(2026年9月16日、API-Net掲載、PDF). https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/index.html (閲覧日:2026年10月12日)
- エイズ動向委員会. 令和8年第1・第2四半期 資料(保健所等におけるHIV抗体検査及びHIV郵送検査件数、2026年9月16日、Excel). https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/data/2026/2609/20260916.xlsx (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
