全国の保健所で、無料・匿名のHIV検査:名前を聞かれず、お金もかからない。即日検査は「陰性」だけがその日にわかる。はっきりさせたいなら、感染の可能性があってから3か月以上たって検査を
HIV検査は、全国の保健所などで受けられます。公益財団法人エイズ予防財団の「API-Net エイズ予防情報ネット」によると、保健所では料金は無料、匿名(氏名を聞かれない)で検査を受けられます。5mL(小さじ1杯)ほど採血して調べ、結果がわかるまでの期間は、通常の検査で1〜2週間くらいです。即日(迅速)検査では、「陰性」の場合だけ同じ日に結果が出て、陰性と確認できなかった場合は確認検査が必要になります。感染の可能性があってから3か月以上たって検査を受けて「陰性」なら、感染していないと考えられます。

プレ男HIV検査を受けたいけど、名前を言うのはちょっと……。病院以外でも受けられるの?

メル美保健所で無料・匿名で受けられるって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、全国の保健所で受けられる、無料・匿名のHIV検査の話です。公益財団法人エイズ予防財団の「API-Net エイズ予防情報ネット」の「エイズ検査・相談の基礎知識」をもとにまとめました。東京都の検査については、東京で、匿名・無料でHIVと梅毒の検査を見てください。
保健所なら、無料・匿名
API-Netによると、
- HIV検査は、全国の保健所などで受けることができます
- 保健所では、料金は無料、匿名(氏名を聞かれません)で受けられます
- 5mL(小さじ1杯)ほど採血して、血液を調べます
- 検査機関によっては、ほかの性感染症の検査もいっしょに受けられるので、希望する場合は事前に確認します

HIV検査は、全国の保健所などで、無料・匿名で受けられます。心配なことがあれば、ひとりで悩まずに検査と相談を利用してください。
通常検査と即日検査
API-Netによると、
- 通常検査:一次検査と、二次検査(確認検査)の2段階で行い、結果は1〜2週間くらいで出ます
- 即日(迅速)検査:すべての結果が即日で出るわけではありません。「陰性」の場合だけ同じ日に結果が出ます。「陰性」と確認できなかった場合は、確認検査が必要になり、結果が出るまで1〜2週間くらいかかります
即日検査で「陰性」と確認できなかったときのことは、HIV検査で「陽性」「要確認」と言われたらを見てください。

プレ男即日検査で結果が出なくても、それだけで「感染している」ということじゃないんだね。
いつ受ける?
API-Netによると、
- 感染の可能性があってから3か月以上たって検査を受けて「陰性」なら、感染していないと考えられます
- どうしても心配なときは、3か月以内でも検査・相談を受けることで、ひとつのめやすを得ることができます。ただし陰性でも、最終的に確認するためには、3か月以上たってからもう一度受ける必要があります
検査を受けたほうがよいときについてはこんなときはHIV検査をを見てください。
検査の前に相談もできる
API-Netでは、わからないことがあれば、検査の前に、エイズ予防財団の無料電話相談 0120-177-812、携帯電話からの相談 03-5259-1815(通話料は有料)や、保健所などに相談することをすすめています。
(更新)個別の保健所の情報ではありませんが、IASR 2025年10月号の報告によると、2019〜2024年の全国アンケートでは、保健所・特設の検査施設とも5割以上が即日検査のみで、そのほとんどが予約制でした。保健所の約30%が平日夜間に検査をしていますが、土日に行う保健所は数%にとどまり、特設の検査施設では70%以上が土日に検査をしていました。梅毒の検査は90%以上の保健所で行われています。2024年の保健所などでの検査の陽性は267件で、同じ年のHIV感染者の新しい報告(662件)の40%にあたります。
日本のHIVがどこで見つかっているかは、日本のHIVは、どこで見つかっている?を見てください。
保健所の検査件数や陽性の割合の推移は、保健所のHIV検査(2024年度)を見てください。
検査のしくみと、2024年の検査薬の出荷制限の影響は、HIV検査のしくみと、検査薬の「品切れ」の影響を見てください。
まとめ
- HIV検査は、全国の保健所などで、無料・匿名で受けられる
- 通常検査は1〜2週間で結果。即日検査は「陰性」だけが当日わかる
- はっきりさせたいなら、感染の可能性から3か月以上たってから
- ほかの性感染症の検査もいっしょに受けられるところもある
- 迷ったら、電話相談も利用できる
参考文献
- 公益財団法人エイズ予防財団. API-Net エイズ予防情報ネット「エイズ検査・相談の基礎知識」. https://api-net.jfap.or.jp/inspection/index.html (閲覧日:2026年10月12日)
- 国立健康危機管理研究機構. 保健所等におけるHIV検査の現状と今後の展望. 病原微生物検出情報(IASR)Vol.46 No.10(No.548)2025年10月. https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol46/548/548r02.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
