病気の解説2026年10月10日

HIVのお母さんから生まれた赤ちゃんの検査と、子どものHIV:お母さんの抗体が移るので、生後12〜18か月までは抗体の検査ではわからない。遺伝子の検査(PCR)を生後2〜3週と4〜6か月などに行う。感染していたら、すぐに治療を始める

HIVのあるお母さんから生まれた赤ちゃんは、HIVに感染しているかをどう調べるのでしょうか。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の手引き(2023年)によると、生後12〜18か月までは、お母さんから移った抗体のため、抗体の検査では陽性に出てしまうので、はじめから遺伝子の検査(PCR)を使います。PCRは、生まれて48時間以内、生後2〜3週、2〜3か月、4〜6か月に行い、2回続けて陽性なら感染が確定します。日本では、12歳以下の子どもが母子感染以外でHIVに感染することは極めてまれです。感染していたら、大人と同じく、診断後すみやかに治療を始めます。

目次
  1. 子どものHIVは、ほとんどが母子感染
  2. 赤ちゃんは「遺伝子の検査」で調べる
  3. 感染していたら、すぐに治療
  4. ワクチン
  5. まとめ

メル美HIVのあるお母さんから生まれた赤ちゃんは、うつっているかどうか、生まれてすぐにわかるの?

プレ男大人と同じ検査ではわからないこともあるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVのお母さんから生まれた赤ちゃんの検査と、子どものHIVの話です。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の「抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き」の「小児のHIV感染症」(2023年8月1日更新)をもとにまとめました。妊娠中のHIVと母子感染を防ぐ方法についてはHIVと妊娠を見てください。

子どものHIVは、ほとんどが母子感染

ACCの手引きによると、日本では、12歳以下の子どもが、母子感染以外でHIVに感染することは極めてまれです。

赤ちゃんは「遺伝子の検査」で調べる

ACCの手引きによると、

プレ男お母さんの抗体が赤ちゃんに残っているから、抗体の検査ではわからないんだね。

HIVのお母さんから生まれた赤ちゃんは、決められた時期に遺伝子の検査を受けることで、感染しているかを確かめられます。検査の予定は、主治医と一緒に確認してください。

感染していたら、すぐに治療

ACCの手引きによると、

ワクチン

ACCの手引きによると、米国CDCのガイドラインでは、

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 エイズ治療・研究開発センター(ACC). 抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き:小児のHIV感染症(Last updated: 2023-08-01). https://www.acc.jihs.go.jp/medics/treatment/handbook/part3/sec07.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。