病気の解説2026年10月10日

HIVで血小板が減ることがある(HIV関連血小板減少性紫斑病):免疫が比較的保たれている時期に起こることが多く、血小板がかなり減っても出血の症状が少ないことも。多くは抗HIV療法で数か月かけてよくなる

HIVに関連して、血を止める働きをもつ血小板が減ることがあります。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の手引き(2022年)によると、HIV関連血小板減少性紫斑病(HIV-ITP)は、CD4数が比較的保たれた時期(300〜600)に、血小板だけが減る形で起こることが多く、数か月から年単位でゆっくり減るため、かなり減っていても出血の症状が少ないことがあります。ほかの原因を除いて診断します。血小板が3万以上で出血がなければ、抗HIV療法で多くがよくなりますが、回復には数か月かかります。

目次
  1. なぜ血小板が減るの?
  2. どんな特徴がある?
  3. 診断
  4. 治療
  5. まとめ

プレ男HIVで治療を始める前の知り合いが、「血小板が少ない」って言われたんだって。HIVと血小板って関係あるの?

メル美血小板って、血を止める働きをするものだよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVに関連して血小板が減る病気の話です。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の「抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き」の「HIV関連血小板減少性紫斑病(HIV-ITP)」(2022年9月29日更新)をもとにまとめました。

なぜ血小板が減るの?

ACCの手引きによると、

どんな特徴がある?

ACCの手引きによると、

CD4数ごとに起こりやすい病気については、HIVの「CD4数」でわかることを見てください。

血小板がかなり減っていても、症状がないことがあります。HIVの治療中や治療を始める前は、血液検査の結果を主治医と一緒に確認しましょう。あざができやすい、出血が止まりにくいときは、すぐに伝えてください。

診断

ACCの手引きによると、

治療

ACCの手引きによると、

治療の始め方については、HIVの治療はいつ始める?を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 エイズ治療・研究開発センター(ACC). 抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き:HIV関連血小板減少性紫斑病(HIV-ITP)(Last updated: 2022-09-29). https://www.acc.jihs.go.jp/medics/treatment/handbook/part2/no38.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。