病気の解説2026年10月10日

HIVと中枢神経系原発悪性リンパ腫:脳や目にだけできるリンパ腫。免疫がとても下がった人(CD4数50未満)に多く、ほぼ全例にEBウイルスが関係。かつては平均生存3か月だったが、今は抗HIV療法と治療の進歩で5.7年に

中枢神経系原発悪性リンパ腫は、脳や目にだけできる悪性リンパ腫です。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の手引き(2022年)によると、HIVのある人では、免疫が下がってEBウイルスが活発になることが発症に関係していると考えられ、ほぼ全例でEBウイルスが関わっています。典型的にはCD4数が50未満の、免疫がとても下がった人に多くみられます。抗HIV療法が広まって、発症は減る傾向にあると報告されています。抗HIV療法が確立する前は平均生存期間が3か月でしたが、今は5.7年と治療成績が上がっています。

目次
  1. どんな病気?
  2. トキソプラズマ脳症との見分け
  3. 治療と見通し
  4. まとめ

プレ男HIVで、脳にリンパ腫ができることがあるって聞いたんだけど……。

メル美脳の病気って、トキソプラズマ脳症とはどうちがうんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVと中枢神経系原発悪性リンパ腫の話です。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の「抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き」の「中枢神経系原発悪性リンパ腫」(2022年9月29日更新)をもとにまとめました。

どんな病気?

ACCの手引きによると、

体のほかの場所にできるリンパ腫についてはHIVと悪性リンパ腫を見てください。

トキソプラズマ脳症との見分け

ACCの手引きによると、

このリンパ腫は、免疫がとても下がった人に多く、抗HIV療法が広まって発症は減る傾向にあるとされています。

治療と見通し

ACCの手引きによると、

プレ男抗HIV療法で免疫を回復させることが、治療の大事な柱なんだね。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 エイズ治療・研究開発センター(ACC). 抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き:中枢神経系原発悪性リンパ腫(Last updated: 2022-09-29). https://www.acc.jihs.go.jp/medics/treatment/handbook/part2/no35.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。