プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 10 / SYMPTOMS

緊張するとおなかが痛くなって下痢・便秘「過敏性腸症候群(IBS)」約10%の人がかかる、よくある病気。ストレスで腸が動きすぎ、痛みに敏感に。血便・発熱・体重減少や50歳以上は大腸の検査を

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2026年10月5日
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医師 監修

日本消化器病学会の「患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023」によると、過敏性腸症候群は、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないのに、おなかの痛みと便秘・下痢などの便通の異常が数か月以上続く病気で、約10%の人がかかっているといわれています。ストレスで腸の動きが激しくなり、痛みを感じやすくなるのが特徴で、感染性腸炎のあとになりやすいことも知られています。3食を規則的に、暴飲暴食・夜の大食を避け、刺激物・脂っこい食事・お酒を控え、睡眠と休養を。血便、発熱、体重減少、50歳以上、大腸の病気の家族歴などがあれば大腸内視鏡検査などを行います。

目次
  1. どんな病気?
  2. なぜ起こる?
  3. 検査:大腸の病気でないかを確かめる
  4. 治療:まず生活習慣から
  5. まとめ

プレ男大事なプレゼンの朝とか、通勤電車の中で、急におなかが痛くなってトイレにかけこむんだ。もう何か月も続いてて…。

メル美わたしは逆に、ストレスがたまると便秘になって、おなかが張るの。これも同じ病気なのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、過敏性腸症候群(IBS)の話です。日本消化器病学会の「患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023」をもとにまとめました。

どんな病気?

診断の目安(ローマIV基準)

最近3か月の間に、週1日以上、おなかの痛みがくり返し起こり、その痛みが次の2つ以上にあてはまる。

  1. 排便に関連する
  2. 症状とともに排便の回数が変わる
  3. 症状とともに便の形が変わる(やわらかくなる・硬くなる)

4つのタイプ

タイプ 特徴
便秘型 硬い便が多い。ストレスで便秘がひどくなる
下痢型 やわらかい便・水のような便が多い。緊張するとおなかが痛くなり下痢をする
混合型 下痢と便秘をくり返す
分類不能型 どちらにもあてはまらない

メル美プレ男くんは下痢型、わたしは便秘型かもしれないんだ。

なぜ起こる?

検査:大腸の病気でないかを確かめる

おなかの痛みと便通の異常が続くとき、血便や発熱、体重減少がある人、50歳以上の人、家族に大腸の病気の人がいる人は、大腸の検査を受けましょう。

治療:まず生活習慣から

生活習慣を改善してもよくならないときは、薬を使います。腸の動きを整える薬、プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌などの製剤)、便の水分を調整する薬などが最初に使われ、タイプに合わせて下痢型・便秘型の薬も使われます。ストレスや不安が強いときは、抗うつ薬・抗不安薬や、ストレスへの対処を助言する簡易精神療法も有効とされています。治療は4〜8週間続けて効果を見ます。

プレ男夜遅くのドカ食いとお酒をやめて、ちゃんと寝よう。続くなら、恥ずかしがらずに病院で相談するよ。

まとめ


参考文献

  1. 日本消化器病学会(協力:日本消化管学会、日本神経消化器病学会、日本心身医学会). 患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023. https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/disease/pdf/ibs_2023.pdf (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。