世界の神話Mythos

Indian Mythology

インドの神さまヴィシュヌ『リグ・ヴェーダ』では「3歩で世界をはかった」大またの神。『バガヴァッド・ギーター』では、正しさがおとろえるたびに、すがたをとって生まれてくると語られる

2026年10月6日

4本の腕のうち上の2本に円盤と巻き貝のようなものを持ち、高い冠をかぶって台座に立つ青銅の神像
「立つヴィシュヌ」10世紀第3四半期ごろ、インド(タミル・ナードゥ)、チョーラ朝。銅合金。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 『リグ・ヴェーダ』:3歩で世界をはかった
  3. 『バガヴァッド・ギーター』:時代ごとにあらわれる
  4. まとめ

プレ男ヴィシュヌって、手が4本ある神さまだよね。どんな神さまなの?

メル美いちばん古い聖典では、たった3歩で世界をはかった、っていわれてるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 インドの神さまシリーズ、2柱目はヴィシュヌです。『リグ・ヴェーダ』の英訳(R.T.H.グリフィス訳、1896年、インターネット・アーカイブ)と、『バガヴァッド・ギーター』の英訳(エドウィン・アーノルド訳『The Song Celestial』、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。

プロフィール

名前 ヴィシュヌ
よび名 「大またに歩む者」、「遠くまで歩む牡牛」(『リグ・ヴェーダ』)
いちばんの手がら 3歩で、大地と天と、すべての生きものの住まいをはかった
『ギーター』では クリシュナが「アーディティヤ神群の中では、わたしはヴィシュヌ」と語り、アルジュナはクリシュナを「ヴィシュヌよ」とよぶ
出典 『リグ・ヴェーダ』1巻154番、『バガヴァッド・ギーター』4章・10章・11章

4本の腕のうち上の2本に円盤と巻き貝のようなものを持ち、高い冠をかぶって台座に立つ青銅の神像

「立つヴィシュヌ」10世紀第3四半期ごろ、インド(タミル・ナードゥ)、チョーラ朝。銅合金。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

『リグ・ヴェーダ』:3歩で世界をはかった

1巻154番の賛歌は、こう始まります。

プレ男3歩で世界ぜんぶ!どれだけ足が長いんだろう。

『バガヴァッド・ギーター』:時代ごとにあらわれる

『バガヴァッド・ギーター』は、大きな叙事詩『マハーバーラタ』の一部で、戦いを前に「わたしは戦わない」と弓矢を落とした王子アルジュナに、クリシュナが語る形の詩です。

メル美世界がこまったときに、すがたを変えて助けにくる神さまなんだね。

『リグ・ヴェーダ』1巻154番によると、ヴィシュヌはただひとり3歩で世界をはかり、その3つの歩みの中にすべての生きものが住んでいます。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. I(1896年). Book I, Hymns CLIV–CLV. Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16311 (閲覧日:2026年10月6日)
  2. Arnold, Edwin(英訳). The Song Celestial; Or, Bhagavad-Gîtâ (from the Mahâbhârata). Chapters IV, X, XI. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/2388 (閲覧日:2026年10月6日)
  3. メトロポリタン美術館. Standing Vishnu, ca. third quarter 10th century, India (Tamil Nadu), Chola period(62.265、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/39326 (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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