世界の神話Mythos

Greek Mythology

入門成り立ちと大まかなあらすじ神々の系図を語ったのはヘシオドスとホメロス。カオスから大地が生まれ、ウラノス→クロノス→ゼウスと王が代わり、人間の時代、英雄たちのトロイア戦争へ

2026年10月6日

暗い部屋で、つばの広い帽子をかぶった男性が、ひげの男の胸像の頭に手をおいて見つめている油絵
レンブラント・ファン・レイン「ホメロスの胸像を見つめるアリストテレス」1653年。油彩・カンヴァス。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. 成り立ち:ヘシオドスとホメロス
  2. あらすじ1:はじまりはカオス
  3. あらすじ2:王は、ウラノス→クロノス→ゼウス
  4. あらすじ3:人間の時代
  5. あらすじ4:英雄たちとトロイア戦争
  6. まとめ

プレ男ギリシャ神話って、神さまも怪物もいっぱい出てきて、どこから読めばいいのかわからないよ。

メル美まずは、だれが書いたのか、どんな順番で話が進むのか、大まかにつかんでみよう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、ギリシャ神話の成り立ちと大まかなあらすじです。ヘロドトス『歴史』(A.D.ゴドリー訳、1920年)、ヘシオドス『神統記』『仕事と日』(H.G.エヴリン=ホワイト訳、1914年)、アポロドーロス『ビブリオテーケー(ギリシャ神話)』(J.G.フレイザー訳、1921年)、ホメロス『イリアス』(A.T.マレー訳)の英訳を、ペルセウス・デジタル・ライブラリーで読みました。

成り立ち:ヘシオドスとホメロス

暗い部屋で、つばの広い帽子をかぶった男性が、ひげの男の胸像の頭に手をおいて見つめている油絵

レンブラント・ファン・レイン「ホメロスの胸像を見つめるアリストテレス」1653年。油彩・カンヴァス。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

あらすじ1:はじまりはカオス

あらすじ2:王は、ウラノス→クロノス→ゼウス

アポロドーロスの『ビブリオテーケー』1巻1〜2章で、流れを追ってみます。

① ウラノス(天) はじめて世界を治めた神。大地とのあいだに、百の手を持つ巨人、ひとつ目のキュクロプス、そしてティタン族(オケアノス、ヒュペリオン、イアペトス、末っ子のクロノスなど)が生まれる。ウラノスは巨人やキュクロプスをタルタロスにとじこめた
② クロノス 子どもたちをとじこめられて悲しんだ大地が、ティタンたちに父をおそわせ、クロノスがウラノスを王の座から追う。クロノスは妹レアと結婚するが、「自分の子に王の座をうばわれる」と予言され、生まれた子(ヘスティア、デメテル、ヘラ、プルトン、ポセイドン)をつぎつぎにのみこむ
③ ゼウス レアはクレタ島の洞窟でゼウスを生み、クロノスには産着でくるんだ石をのませた。成長したゼウスは、メティスのくすりでクロノスに子どもたちをはき出させ、ティタン族と10年たたかう

プレ男3代続けて、子どもが父親から王の座をうばってるんだ…!

あらすじ3:人間の時代

あらすじ4:英雄たちとトロイア戦争

白い石のかけらに、黒いインクでギリシャ文字が何行も書かれている

「ホメロス『イリアス』の詩行が書かれたオストラコン(陶片・石片)」580〜640年、コプト。石灰岩にインク。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

メル美ホメロスの詩は、何百年もあとまで、石のかけらに書き写されていたんだね。

ヘロドトスは、ギリシャ人に神々の系図を教え、名前をつけ、すがたを語ったのはヘシオドスとホメロスだと書いています。

まとめ


参考文献

  1. Herodotus. The Histories, Book 2, chapter 53(英訳:A.D. Godley、1920年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0126:book=2:chapter=53 (閲覧日:2026年10月6日)
  2. Hesiod. Theogony, 116〜(英訳:H.G. Evelyn-White、1914年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0130 (閲覧日:2026年10月6日)
  3. Hesiod. Works and Days, 109〜201(英訳:H.G. Evelyn-White、1914年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0132 (閲覧日:2026年10月6日)
  4. Apollodorus. The Library, Book 1, chapters 1–2(英訳:J.G. Frazer、1921年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0022 (閲覧日:2026年10月6日)
  5. Homer. The Iliad, Book 1, line 1(英訳:A.T. Murray). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0134 (閲覧日:2026年10月6日)
  6. メトロポリタン美術館. Rembrandt, Aristotle with a Bust of Homer, 1653(61.198、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/437394 (閲覧日:2026年10月6日)
  7. メトロポリタン美術館. Ostrakon with Lines from Homer’s Iliad, 580–640(14.1.140、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/473402 (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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