世界の神話Mythos

Indian Mythology

入門成り立ちと大まかなあらすじ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』は「この世界がどこから来たのか、神々は世界より後に生まれた。天の最高の見張り手なら知っているだろう——あるいは、知らないかもしれない」。神々と魔族の「乳海かくはん」、2つの大叙事詩へ

2026年10月6日

青い肌で4本の腕の神が、柱の上の蓮の花にすわっている。柱には蛇がまきつき、左右で神々と、角のある魔族たちが蛇を引っぱっている。柱の下には亀、上には白い馬やゾウ、太陽と月、つぼがならぶ絵
「乳海かくはん」1780〜1790年ごろ、インド(パンジャーブ丘陵、マンディ)。紙に墨と不透明水彩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. 成り立ち:ヴェーダと、2つの大叙事詩
  2. あらすじ1:有もなく、無もなかった
  3. あらすじ2:宇宙の巨人プルシャ
  4. あらすじ3:神々と魔族の「乳海かくはん」
  5. あらすじ4:ラーマ王子の『ラーマーヤナ』
  6. まとめ

プレ男インドの神さまって、腕がたくさんあったり、ゾウの頭だったり。神話の全体って、どうなってるの?

メル美聖典が古い順にいくつもあるみたい。順番にたどってみよう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、インド神話の成り立ちと大まかなあらすじです。『リグ・ヴェーダ』(R.T.H.グリフィス訳、第2巻1897年、インターネット・アーカイブ)、『マハーバーラタ』第1巻(K.M.ガングリ訳、プロジェクト・グーテンベルク)、『ラーマーヤナ』(グリフィス訳、1870〜1874年、プロジェクト・グーテンベルク)の英訳を読みました。

成り立ち:ヴェーダと、2つの大叙事詩

インド神話を伝える、おもな聖典です。

どんな本?
『リグ・ヴェーダ』 神々をたたえる賛歌を集めた、インドでいちばん古い聖典。雷の神インドラ、火の神アグニ、そしてヴィシュヌなどが歌われる
『マハーバーラタ』 聖仙ヴィヤーサの作と伝わる大叙事詩。バラタ族の王家の大戦争の物語に、たくさんの神話が入っている
『ラーマーヤナ』 聖仙ヴァールミーキの作と伝わる叙事詩。ラーマ王子の物語

メル美神さまが書記で、作者と「止まらないで書けるか」の勝負をしてたんだ!

あらすじ1:有もなく、無もなかった

『リグ・ヴェーダ』10巻129番の歌は、世界のはじまりを、こう歌います。

プレ男いちばん古い聖典なのに、「神さまも知らないかも」で終わるの!?

あらすじ2:宇宙の巨人プルシャ

同じ10巻の90番の歌は、ちがう語り方をします。

あらすじ3:神々と魔族の「乳海かくはん」

『マハーバーラタ』第1巻(アーディ・パルヴァ)の17〜19章で語られる、有名な話です。

青い肌で4本の腕の神が、柱の上の蓮の花にすわっている。柱には蛇がまきつき、左右で神々と、角のある魔族たちが蛇を引っぱっている。柱の下には亀、上には白い馬やゾウ、太陽と月、つぼがならぶ絵

「乳海かくはん」1780〜1790年ごろ、インド(パンジャーブ丘陵、マンディ)。紙に墨と不透明水彩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

あらすじ4:ラーマ王子の『ラーマーヤナ』

『リグ・ヴェーダ』の天地創造の歌は、「この世界がどこから来たのか、最高の天の見張り手なら知っている。あるいは、知らないかもしれない」という問いで終わります。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. II(1897年). Book X, Hymns XC and CXXIX. Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16312 (閲覧日:2026年10月6日)
  2. Kisari Mohan Ganguli(英訳). The Mahabharata of Krishna-Dwaipayana Vyasa, Volume 1(Adi Parva, Section I; Astika Parva, Sections XVII–XIX). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15474 (閲覧日:2026年10月6日)
  3. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Rámáyan of Válmíki, translated into English verse(1870–1874年). Book I, Canto I. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/24869 (閲覧日:2026年10月6日)
  4. メトロポリタン美術館. The Churning of the Ocean of Milk, India (Punjab Hill, Mandi), ca. 1780–90(1977.443.2、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/37989 (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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