世界の神話Mythos

Indian Mythology

シヴァ世界をこわす毒をひとりで飲みほし、のどが青くなった「青いのどの神」。修行する英雄アルジュナの前には狩人の姿であらわれ、矢をすべて受けとめ、剣を頭でへし折り、組みうちで気をうしなわせた。そして「おまえの勇気は、わたしにほぼひとしい」

2026年10月10日

円い炎の輪の中で、4本の腕をもつ神が、片足をあげて踊っている青銅像。髪が左右に広がっている
「踊りの王としてのシヴァ(ナタラージャ)」11世紀後半ごろ、インド(タミル・ナードゥ州)、チョーラ朝。銅合金。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 世界を守るために毒を飲む
  3. 2. 狩人の姿であらわれる
  4. 3. すべての矢を受けとめた狩人
  5. 4. 「おまえの力は、わたしにほぼひとしい」
  6. まとめ

プレ男シヴァって、インドの神さまだよね。どんな神?

メル美『マハーバーラタ』では、毒を飲んで世界を守ったり、英雄と力くらべしたりするんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回はインド神話のシヴァです。K.M.ガングリ訳『マハーバーラタ』(プロジェクト・グーテンベルク)の英訳を読みました。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

円い炎の輪の中で、4本の腕をもつ神が、片足をあげて踊っている青銅像。髪が左右に広がっている

「踊りの王としてのシヴァ(ナタラージャ)」11世紀後半ごろ、インド(タミル・ナードゥ州)、チョーラ朝。銅合金。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

よび名 マハーデーヴァ(大いなる神)、ハラ、シャンカラ、バヴァ、ルドラ、マヘーシュヴァラなど。「神々の神」「三つの目の神」
妻 ウマー
持ちもの 弓ピナーカ、三叉の矛
住まい カイラーサ山(『マハーバーラタ』の英訳では「山々に住む者」)
のど 青い(「ニーラカンタ」=青いのど)
武器 「パーシュパタ」という、だれにもふせげない武器

1. 世界を守るために毒を飲む

『マハーバーラタ』第1巻(アーディ・パルヴァ)18章、「乳海かくはん」の場面です(くわしくはインド神話の入門)。

メル美世界をこわす毒を、自分ののどで止めたんだ…!

2. 狩人の姿であらわれる

『マハーバーラタ』第3巻(ヴァナ・パルヴァ)38〜39章、「キラータ(狩人)の巻」です。

3. すべての矢を受けとめた狩人

プレ男剣で頭を打ったら、剣が折れた!? 相手が神さまだと、どうしようもない…。

4. 「おまえの力は、わたしにほぼひとしい」

『マハーバーラタ』のシヴァは、世界を守るために猛毒を飲みこみ、のどにとどめて「青いのど」とよばれるようになりました。

まとめ


参考文献

  1. Kisari Mohan Ganguli(英訳). The Mahabharata of Krishna-Dwaipayana Vyasa, Volume 1. Adi Parva, Section I and Astika Parva, Section XVIII; Vana Parva, Kairata Parva, Sections XXXVIII–XXXIX. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15474 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Shiva as Lord of Dance (Nataraja), Tamil Nadu, Chola period, ca. late 11th century(1987.80.1、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/39328 (閲覧日:2026年10月10日)

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