世界の神話Mythos

Bestiary

ガルダ500年も卵の中にいて、生まれるとすぐ、ヘビたちの奴隷にされた母を救いに天へ向かった鳥の王。かみそりのような回転する輪をくぐりぬけ、不死の飲みもの「アムリタ」をうばったが、自分では一滴も飲まなかった。インドラの雷を受けても、羽を1枚落としただけだった

2026年10月10日

細密画。緑の体に赤いくちばしと大きな翼をもつ鳥の姿の神が立ち、その肩の上に、4本の腕をもつ青白い肌の神がすわっている
サジュヌ「ガルダに乗るヴィシュヌ」1810〜20年ごろ、インド(パハーリー派、マンディ)。紙に不透明絵の具と金(余白をのぞいて切り出し)。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 500年待った卵
  3. 2. 白い馬のしっぽ
  4. 3. 回転する刃の輪と、2匹のヘビ
  5. 4. ヴィシュヌとインドラとの約束
  6. 5. ヘビの舌が2つに分かれたわけ
  7. まとめ

プレ男ガルーダって、インドネシアの航空会社の名前にもなってる鳥だよね!

メル美『マハーバーラタ』では、お母さんを助けるために天から不死の飲みものをうばってくる鳥なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 幻獣の解説、今回はインドのガルダ(ガルーダ)です。K.M.ガングリ訳『マハーバーラタ』第1巻「アーディ・パルヴァ」の中の「アースティーカの巻」(プロジェクト・グーテンベルク)の英訳を読みました。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

細密画。緑の体に赤いくちばしと大きな翼をもつ鳥の姿の神が立ち、その肩の上に、4本の腕をもつ青白い肌の神がすわっている

サジュヌ「ガルダに乗るヴィシュヌ」1810〜20年ごろ、インド(パハーリー派、マンディ)。紙に不透明絵の具と金(余白をのぞいて切り出し)。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 ガルダ(英訳では Garuda)。「スパルナ(美しい羽をもつもの)」ともよばれる
母 ヴィナター
兄 アルナ(のちに太陽神スーリヤの御者になった)
宿敵 ヘビたちと、その母カドゥルー
力 姿を思いのままにかえ、どこへでも飛ぶ。1枚の羽で大地と海と山をささえられる
主人 ヴィシュヌ(ガルダはヴィシュヌの乗りものになった)

1. 500年待った卵

2. 白い馬のしっぽ

3. 回転する刃の輪と、2匹のヘビ

プレ男不死の飲みものを手に入れたのに、自分では飲まないなんて!

4. ヴィシュヌとインドラとの約束

5. ヘビの舌が2つに分かれたわけ

メル美ヘビの舌が2つに分かれている理由まで説明しちゃうんだ。おもしろい!

ガングリ訳『マハーバーラタ』では、ガルダはアムリタをうばいながら、自分では一滴も飲みませんでした。

まとめ


参考文献

  1. Kisari Mohan Ganguli(英訳). The Mahabharata of Krishna-Dwaipayana Vyasa, Volume 1. Adi Parva, Astika Parva, Sections XVI, XX, XXIII, XXVII, XXXIII–XXXIV. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15474 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Sajnu, Vishnu on Garuda, India (Pahari School, Mandi), ca. 1810–20(2019.144、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/822850 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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