世界の神話Mythos

Indian Mythology

インドの神さまインドラ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の英雄。雷のつえで竜ヴリトラを倒し、とじこめられていた水を解きはなって「7つの川」を流した。注釈者は「雨がふるしくみのたとえ」と読んだ

2026年10月6日

宝冠をかぶった神が胸の前で手を合わせ、右手に武器のようなものを持ち、足もとにゾウがいる青銅の立像
「神々の王インドラ(東の守護者)」9世紀、スリランカ。青銅。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 『リグ・ヴェーダ』1巻32番:竜を倒した
  3. たおれたヴリトラ
  4. 7つの川を流した
  5. 雨がふるしくみの「たとえ」?
  6. 逃げたインドラ?
  7. まとめ

プレ男インドの神さまって、シヴァとかガネーシャくらいしか知らないなあ。

メル美いちばん古い聖典で大活躍するのは、雷の神インドラなんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 インドの神さまを1柱ずつ紹介するシリーズ、最初はインドラです。インドでいちばん古い聖典『リグ・ヴェーダ』の英訳(R.T.H.グリフィス訳『The Hymns of the Rigveda』第1巻、1896年)を、インターネット・アーカイブで読みました。

プロフィール

名前 インドラ
よび名 マガヴァン(グリフィスの注:「ゆたかで気前のよい者」)、「雷を持つ者」
武器 雷のつえ(工芸の神トヴァシュトリが作った)
いちばんの手がら 竜(アヒ)ヴリトラを倒し、水を解きはなった
出典 『リグ・ヴェーダ』1巻32番の賛歌など

宝冠をかぶった神が胸の前で手を合わせ、右手に武器のようなものを持ち、足もとにゾウがいる青銅の立像

「神々の王インドラ(東の守護者)」9世紀、スリランカ。青銅。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

『リグ・ヴェーダ』1巻32番:竜を倒した

賛歌は、こう始まります。

たおれたヴリトラ

プレ男手も足もない竜って、まるで大きな蛇だね。

7つの川を流した

雨がふるしくみの「たとえ」?

グリフィスは、この賛歌の注に、19世紀の学者ウィルソンの説明を引いています。

メル美雨が来ないと作物が育たないから、雨をよぶ雷の神が英雄だったのかもね。

逃げたインドラ?

『リグ・ヴェーダ』1巻32番によると、インドラはトヴァシュトリが作った雷のつえで竜ヴリトラを倒し、とじこめられていた水を海へ流しました。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. I(1896年). Book I, Hymn XXXII(注に H.H. Wilson の説明を引用). Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16311 (閲覧日:2026年10月6日)
  2. メトロポリタン美術館. Indra, Lord of the Gods: Regent of the East, 9th century, Sri Lanka(2005.468.2、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/72309 (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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