世界の神話Mythos

Indian Mythology

アグニ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の1番目の歌にうたわれる火の神。「わたしはアグニをたたえる、えらばれた祭官を」。2本の火きり棒の中に、はらまれた子のようにねむり、人がこすりあわせると「赤い馬のように」生まれ出る。神々と人間をむすぶ使者

2026年10月10日

青銅の坐像。髪を頭の上でゆいあげた人物が、片手をあげてすわっている
「すわる苦行者、神格化された王、アグニ(火の神)」3世紀ごろ、インド(ウッタル・プラデーシュ州カウシャンビー)。青銅。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)。美術館の題名は、この像が誰をあらわすかについて3つの見方をならべています
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 最古の聖典の、最初の歌
  3. 2. 天と地をむすぶ使者
  4. 3. 2本の火きり棒から生まれる
  5. 4. 「2度生まれる子」
  6. まとめ

プレ男アグニって、ゲームの火の魔法の名前で聞いたことある!

メル美インドの火の神さまなんだって。いちばん古い聖典の、いちばん最初の歌の神さまだよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回はインド神話のアグニです。『リグ・ヴェーダ』(R.T.H.グリフィス訳、第1巻1896年、インターネット・アーカイブ)の英訳と訳注を読みました。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

青銅の坐像。髪を頭の上でゆいあげた人物が、片手をあげてすわっている

「すわる苦行者、神格化された王、アグニ(火の神)」3世紀ごろ、インド(ウッタル・プラデーシュ州カウシャンビー)。青銅。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)。美術館の題名は、この像が誰をあらわすかについて3つの見方をならべています

プロフィール

立場 火の神。『リグ・ヴェーダ』で、インドラにつぐ大切な神(グリフィスの注)
役目 天と地のあいだの使者。人間のそなえものを神々へ運び、神々を祭りの場へよぶ
よび名 「えらばれた祭官(プローヒタ)」「よびよせる祭官(ホータル)」「夜をはらう者」「ジャータヴェーダス」
生まれ 2本の火きり棒から。「2度生まれる子」

1. 最古の聖典の、最初の歌

『リグ・ヴェーダ』第1巻1番は、こう始まります。

メル美「父が息子にするように、近づきやすく」って、火を身近な家族みたいに感じていたんだね。

2. 天と地をむすぶ使者

グリフィスは、この歌の注でアグニをこう説明しています。

3. 2本の火きり棒から生まれる

『リグ・ヴェーダ』第3巻29番は、火をおこすようすをうたいます。

プレ男火をおこすことそのものが、神さまの誕生だったんだ!

4. 「2度生まれる子」

グリフィスの注によると、アグニは、人間のそなえものを神々のもとへ運び、神々を祭りの場へよびよせる、天と地のあいだの使者でした。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. I(1896年). Book I, Hymn I(訳注を含む); Book III, Hymn XXIX(訳注を含む); Book I, Hymn LX の訳注. Internet Archive. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.104118 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Seated Ascetic, Deified King, Agni (The God of Fire), India (Kaushambi, Uttar Pradesh), ca. 3rd century(1984.499、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/38970 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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