
プレ男アメリカって、映画で見ると、どこまでも高速道路が続いてるよね。

メル美その道路網をつくった1956年の法律が、米国立公文書館にあるの。きっかけは、大統領の若いころの体験だったんだって。
この記事は、米国立公文書館(National Archives)の解説ページ「National Interstate and Defense Highways Act (1956)」で確かめた内容です。英文の訳は、この記事で訳したものです。
アメリカ史上最大の公共事業
- 米国立公文書館によれば、この法律は、全国に高速道路をつくることを認めたもので、それはアメリカ史上最大の公共事業になるものでした
- 「州間国防高速道路法」として知られる1956年連邦補助高速道路法が、アメリカの州間高速道路網をつくりました
1930年代からの夢
- 大陸を横断する高速道路の動きは、1930年代にはじまりました。フランクリン・ルーズベルト大統領は、大恐慌のなかで仕事を必要とする人々に職を生む、有料の高速道路網に関心を示します
- 1938年の法律は、6ルートの有料道路網ができるかどうかの調査を命じました。けれど、アメリカがヨーロッパの戦争に加わろうとしていた時期で、大規模な道路計画の時はまだ来ていませんでした
- 戦争の終わりの1944年の法律は、「全国州間道路網」4万マイルの建設を認め、指定しました
アイゼンハワーの体験
- 1953年1月、ドワイト・D・アイゼンハワーが大統領に就任したとき、州が完成させていたのは、6,500マイル分の改良だけでした
- アイゼンハワーがよい道路の価値を初めて知ったのは1919年。陸軍で初めての大陸横断の自動車隊列に加わり、ワシントンD.C.からサンフランシスコまで旅したときでした
- 第二次世界大戦では、ドイツがアウトバーンの道路網から得ていた利点を見ました。そして、ドイツに攻めこむ連合軍が、同じ道路で機動力を高めたことにも気づきます。こうした体験が、道路と国防についてのアイゼンハワーの考えを形づくった、と解説は書いています

プレ男名前に「国防」が入ってるのは、そういうわけなんだ。
4万1,000マイル、250億ドル
- 1954年から1956年にかけて、全国の道路の法案は何度も議会を通りませんでした。おもな争点は、連邦政府と州のあいだでの資金の分担でした
- アイゼンハワーは1956年の一般教書演説で、「近代的な州間高速道路網」をふたたび訴えます
- 議会での議論と修正をへて、法律では、州間道路網は4万1,000マイルに広げられ、建設のために、1957年度から1969年度までに250億ドルが認められました
- 1956年6月29日、アイゼンハワーは法案に署名しました
車中心の国へ
- 解説によれば、1956年の法律と1958年の法律によって、アメリカの地域の発展のかたちは根本から変わり、それからは自動車を前提とするものになりました
- 都市では、巨大な高速道路が住宅地を分断し、住まいを壊しました。その多くは、都市のなかの貧しい地区でした
- ほかの場所では、新しい高速道路が鉄道のルートにそってつくられたため、多くの小さな町や地方の商店が素通りされました
- 一方で、州間高速道路網がもたらした移動の自由は、その後の数十年、州をこえた商取引と郊外化を大きく進めた、と解説は結んでいます

メル美便利になった一方で、道路に分断された町もあった。どんな公共事業にも、いろんな面があるんだね。

米国立公文書館によれば、1956年6月29日にアイゼンハワーが署名した法律は、アメリカ史上最大の公共事業となる州間高速道路網の建設を認め、4万1,000マイルに広げ、250億ドルを認めました。
まとめ
- 1956年6月29日、アイゼンハワーが署名した州間国防高速道路法(1956年連邦補助高速道路法)
- アメリカ史上最大の公共事業
- 1930年代のルーズベルトの構想、1944年の「全国州間道路網」4万マイル
- アイゼンハワーの1919年の大陸横断の車列と、ドイツのアウトバーンの記憶
- 4万1,000マイル、250億ドル。アメリカは自動車中心の国へ。都市では住宅地の分断も
- アメリカをつないだ太平洋鉄道法、戦後のマーシャル・プラン、ホームステッド法もどうぞ
参考文献
- U.S. National Archives. National Interstate and Defense Highways Act (1956). https://www.archives.gov/milestone-documents/national-interstate-and-defense-highways-act (閲覧日:2026年10月12日)
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