配当金の受け取り方は4つ:NISAの株の配当を非課税にするには「株式数比例配分方式」を選ぶ必要がある。1社で申し込むと、ほかの証券会社の株もすべてこの方式に。特定口座なら譲渡損との損益通算も自動
株の配当金の受け取り方を、証券保管振替機構「振替株式等の配当金の受取方法のご案内」と、証券保管振替機構・日本証券業協会のチラシ「株式の配当金は証券口座や銀行口座での受け取りがおすすめです」でまとめました。受け取り方は、株式数比例配分方式(証券口座で受け取る)、登録配当金受領口座方式(すべての銘柄を1つの銀行口座で)、単純取次ぎ方式(個別銘柄指定方式。銘柄ごとに銀行口座を指定)、配当金領収証方式(ゆうちょ銀行などで領収証と引き換え)の4つ。NISA口座の株の配当金を非課税にするには株式数比例配分方式を選ぶ必要があります。1社に申し込むとほかの証券会社の株にも適用され、ほかの方式と併用できません。特定口座(源泉徴収あり)で受け取れば、同じ口座の譲渡損失と自動で損益通算されます。

プレ男NISAで買った株の配当が入ったと思ったら、税金が引かれてた! NISAって非課税じゃなかったの?

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今回は、株の配当金の受け取り方です。証券保管振替機構「振替株式等の配当金の受取方法のご案内」と、証券保管振替機構・日本証券業協会のチラシ(2024年3月)で確認しました。
この記事はしくみの説明です。特定の証券会社や銘柄をすすめるものではありません。税金の扱いの詳細は、税務署や証券会社に確認してください。
受け取り方は4つ
| 方式 | 受け取る場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 株式数比例配分方式 | 証券口座 | すべての銘柄の配当金を、それぞれの株を持っている証券会社の口座で受け取る |
| 登録配当金受領口座方式 | 銀行口座(1つ) | すべての銘柄の配当金を、あらかじめ指定した1つの銀行等の口座で受け取る |
| 単純取次ぎ方式(個別銘柄指定方式) | 銀行口座(銘柄ごと) | 銘柄ごとに銀行等の口座を指定する。銘柄ごとの手続きが必要 |
| 配当金領収証方式 | ゆうちょ銀行など | 郵送される配当金領収証と引き換えに受け取る。特別な手続きは不要 |
- 方式の名前は、証券会社によって違うことがあります
NISAの株は「株式数比例配分方式」に
証券保管振替機構は、
- NISA口座の株式等の配当金を非課税にするには、株式数比例配分方式を選ぶ必要がある
としています。ほかの方式(銀行口座や領収証)で受け取ると、NISA口座の株でも配当が非課税になりません(→NISAのしくみ)。

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株式数比例配分方式の注意点
- 取引のある証券会社が複数あっても、1社に申し込むと、ほかの証券会社の株も含めてすべての銘柄にこの方式が適用されます(ほかの方式と併用できません)
- 信託銀行等の特別口座(株券電子化のときに株券を持っていた場合などに開かれる口座)にある株は、この方式を使えません。証券口座に移すなどの手続きが必要です
- 配当金を特定口座(源泉徴収選択口座)で受け取ると、同じ特定口座の譲渡損失と損益通算されます(そのための確定申告は不要)
証券口座・銀行口座で受け取るメリット(チラシより)
- 手間なし:受け取りのたびに銀行の窓口に行く必要がない
- 迅速:最短で支払開始日の当日に入金
- 安全・確実:自動入金なので、なくしたり受け取り忘れたりしない
確かめ方
- 自分がどの方式になっているかは、取引のある証券会社に確認します
- 配当や権利確定日のしくみは配当・株主優待と権利確定日へ
まとめ
- 配当金の受け取り方は、株式数比例配分方式、登録配当金受領口座方式、単純取次ぎ(個別銘柄指定)方式、配当金領収証方式の4つ
- NISAの株の配当を非課税にするには、株式数比例配分方式が必要
- 1社に申し込むとすべての証券会社の株に適用。ほかの方式と併用できない
- 特定口座(源泉徴収あり)なら、譲渡損との損益通算が自動
参考文献
- 証券保管振替機構. 振替株式等の配当金の受取方法のご案内. https://www.jasdec.com/assets/download/ds/annai.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 証券保管振替機構・日本証券業協会. 株式の配当金は証券口座や銀行口座での受け取りがおすすめです(2024年3月). https://www.jasdec.com/assets/fg0600/kyodo_leaflet_20240328.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。