企業分析2026年10月12日

エディオンの強みとは:フランチャイズ727店を含む1,180店の家電量販店。2026年3月期はパソコンの買い替え特需や携帯電話・ゲーム機で売上高7,937億円(+3.3%)、営業利益258億円(+10.2%)

エディオンを、2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月11日)で分析しました。売上高7,937億円(+3.3%)、営業利益258億円(+10.2%、営業利益率3.2%)、経常利益266億円(+9.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益155億円(+9.5%)、ROE6.8%、自己資本比率54.1%。Windows 10のサポート終了にともなうパソコンの買い替え特需で、パソコン・周辺機器の販売台数は過去最高水準。携帯電話・家庭用ゲーム機も伸び、エアコンなどの季節商品も年間で前年を上回りました。店舗数はフランチャイズ727店を含む1,180店。プライベートブランド家電「e angle」、IoT家電操作アプリ。事業は家庭電化商品等の販売で、セグメント情報は省略。年48円の配当(配当性向32.8%)、2027年3月期は売上高8,160億円・営業利益270億円・年50円の予想。ヤマダHD・ケーズHDとの比較と、見ておくべき数字も。売買をすすめるものではありません。

目次
  1. 1. ひとことで言うと
  2. 2. 何で稼いでいるか
  3. 3. 強み
  4. 4. 弱み・リスク
  5. 5. ライバルとの比較
  6. 6. 投資プレイヤー的チェックポイント
  7. まとめ

メル美家電量販店って、最近はもうかっているの?

プレ男エディオンの決算短信だと、Windows 10のサポートが終わってパソコンの買い替えが多かったんだって。利益は1割増えたみたい

企業分析の連載、275社目はエディオンです。2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月11日)で確認しました。比較には、この連載のヤマダホールディングスの強みとは・ケーズホールディングスの強みとはで確認した数字を使っています。

この記事は会社のしくみと数字の解説で、エディオン株の売買をすすめるものではありません。目標株価や「買い時」も書きません。投資判断はご自身の責任でお願いします。特定の店や商品をすすめるものでもありません。

1. ひとことで言うと

家電量販店「エディオン」を、直営店とフランチャイズ店で展開する会社。事業はほぼ家庭電化商品等の販売

項目(日本基準・連結) 2026年3月期 前期比
売上高 7,937億円 +3.3%
営業利益 258億円 +10.2%
営業利益率(決算短信の値) 3.2% 前期 3.0%
経常利益 266億円 +9.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 155億円 +9.5%
ROE(自己資本当期純利益率) 6.8% 前期 6.5%
自己資本比率 54.1% 前期 51.2%
配当 年48円(配当性向32.8%) 前期 47円

2. 何で稼いでいるか

商品 2026年3月期の動き(決算短信の記載)
パソコンなど情報家電 2025年10月のWindows 10のサポート終了にともなう買い替え特需。パソコン・周辺機器の販売台数は過去最高水準
携帯電話 新商品の発売と買い替え需要で、販売台数が大幅に伸びた
家庭用ゲーム機 新型ハードと有力ソフトの発売で、前年度を大きく上回った
エアコンなどの季節商品 4〜6月は好調、7〜9月は前年を下回ったが、年間では前年を上回った
店舗数(2026年3月末)
合計 1,180店
うちフランチャイズ店 727店

3. 強み

会社の資料にある事実から、この連載で強みと考えた点です。

① フランチャイズを含む店舗網

② プライベートブランド家電

③ 財務の改善

4. 弱み・リスク

① 特需の反動

② 天候の影響

③ 生活防衛意識

5. ライバルとの比較

家電量販店の会社と並べます。どれも2026年3月期・日本基準です。

エディオン ヤマダHD ケーズHD
売上高 7,937億円(+3.3%) 1兆6,918億円(+3.9%) 7,597億円(+2.9%)
営業利益 258億円(+10.2%) 162億円(−62.2%) 268億円(+23.0%)
営業利益率 3.2% 1.0% 3.5%
ROE 6.8% 2.3% 5.7%
自己資本比率 54.1% 48.6% 58.9%

6. 投資プレイヤー的チェックポイント

エディオンの決算を見るときに、毎回確かめておきたい数字です(売買の判断基準ではありません)。

見ておく数字 2026年3月期 どこに書いてある
売上高・営業利益 7,937億円・258億円 決算短信のサマリー
商品ごとの動き(パソコン・季節商品など) パソコンは特需、季節商品は年間で増加 決算短信(経営成績の概況)
店舗数 1,180店(うちFC 727店) 決算短信(経営成績の概況)
会社の業績予想 2027年3月期 売上高8,160億円、営業利益270億円、当期純利益157億円 決算短信のサマリー
配当 年48円、2027年3月期予想50円 決算短信

プレ男パソコンの特需が終わった次の年に、売上がどうなるかを見ておきたいね

まとめ


参考文献

  1. エディオン. 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月11日). https://www.edion.co.jp/system/files/ir-library/pdf/ja/2026-05/20260511_ir_1.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  2. ヤマダホールディングス. 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月8日). https://www2.jpx.co.jp/disc/98310/140120260508519030.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  3. ケーズホールディングス. 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月8日). https://www2.jpx.co.jp/disc/82820/140120260507518592.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。