株式投資2026年10月10日

株式併合とは:複数の株を1株にまとめるしくみ。株主総会の特別決議(出席株主の議決権の3分の2以上)が必要で、取締役は理由を説明する。1株に満たない端数はお金で受け取り、反対する株主は買取りを請求できる(会社法180条〜182条の6・235条・309条)

株式併合を、会社法180条・181条・182条・182条の2〜182条の6・234条・235条・309条(e-Gov法令検索)でまとめました。株式併合は、たとえば10株を1株にまとめるもので、そのたびに株主総会で併合の割合、効力発生日、効力発生日の発行可能株式総数などを決めます。決議は特別決議(議決権の過半数を持つ株主が出席し、出席株主の議決権の3分の2以上)で、取締役は併合が必要な理由を説明しなければなりません。公開会社では、発行可能株式総数は発行済株式総数の4倍までです。会社は効力発生日の2週間前までに株主に通知・公告します。1株に満たない端数は、まとめて売った代金が株主に配られ、端数が出る場合に反対する株主は公正な価格での買取りを請求できます。法令・定款違反で不利益を受けるおそれがあるときは差止めも請求できます。TOBのあとに残った株主を退出させる方法として使われることもあります。仮の計算と、確かめ方も。

目次
  1. 株式併合とは
  2. 会社法のルール
  3. 端数の扱い(235条・234条)
  4. 株主ができること
  5. どんなときに使われる?
  6. 確かめ方
  7. まとめ

メル美持ってる会社から「株式併合」のお知らせが来たの。株が減っちゃうってこと?

プレ男株式分割の反対だよね。損するのかな、得するのかな

今回は、株式併合です。会社法(180条〜182条の6、234条、235条、309条)の条文(e-Gov法令検索)で確認しました。

この記事はしくみの説明です。株式併合をする会社の株の売買をすすめるものではありません。個別のケースの判断は、証券会社や弁護士などの専門家に確かめてください。投資判断はご自身の責任でお願いします。

株式併合とは

仮の計算

あくまで仮の計算です。

併合の前 10株→1株に併合したあと
1株の値段 100円 理論上 1,000円
持っている株数 1,000株 100株
持っている株の価値 10万円 10万円(理論上は変わらない)
1,005株を持っていた場合 1,005株 100株+0.5株分の端数

会社法のルール

株主総会の特別決議(180条・309条)

株主への知らせ(181条・182条の2)

効力(182条)

端数の扱い(235条・234条)

株主ができること

できること 条文 中身
買取りの請求 182条の4 端数が出る併合に反対する株主は、端数になる株をすべて公正な価格で買い取るよう会社に請求できる
差止めの請求 182条の3 併合が法令・定款に違反し、株主が不利益を受けるおそれがあるときは、併合をやめるよう請求できる

メル美株主総会で3分の2以上の賛成が必要で、反対する人には買取りを請求する権利もあるのね

どんなときに使われる?

確かめ方

まとめ


参考文献

  1. 会社法(平成17年法律第86号)第180条〜第182条の6・第234条・第235条・第309条(e-Gov法令検索). https://laws.e-gov.go.jp/law/417AC0000000086 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。