TOPIX(東証株価指数)のしくみ:1968年1月4日の時価総額を100として、浮動株の時価総額で重みをつけた日本株の「市場平均」。連動する資産は約160兆円(2026年6月末)。2026年10月から、全市場区分を対象に流動性で銘柄を入れ替える「次期TOPIX」へ
TOPIXのしくみと見直しを、日本取引所グループ(JPX)「TOPIX(東証株価指数、TPX)」「TOPIXの見直し」「第1段階の見直し」「第2段階の見直し」のページでまとめました。TOPIXは1968年1月4日の時価総額を100として指数化した、浮動株時価総額加重型の指数で、1969年7月1日に算出を開始。日本経済の代表的な経済指標で、ETFなどのベンチマークにも使われ、連動運用資産は約160兆円(2026年6月末)。2022年4月の市場区分再編をきっかけに、流通株式時価総額100億円未満の銘柄のウエイトを2025年1月末まで10段階で下げる第1段階の見直しが完了。第2段階では、全市場区分を母集団に、年間売買代金回転率0.14以上・浮動株時価総額の累積比率上位97%以内などの基準で定期入替を行い、初回は2026年10月、2回目は2028年10月です。

プレ男インデックス投資を始めようと思ったら、「TOPIX連動」っていう投資信託があったんだ。TOPIXって、何の数字なの?

メル美ニュースで「TOPIXが最高値」って聞くけど、日経平均とは何がちがうのかな
今回は、TOPIX(東証株価指数)のしくみです。日本取引所グループ(JPX)「TOPIX(東証株価指数、TPX)」「TOPIXの見直し」などのページ(第1段階・第2段階の見直しのページは2026年10月7日更新)で確認しました。
この記事はしくみの説明です。TOPIXに連動する商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
TOPIXとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | TOPIX(東証株価指数、Tokyo Stock Price Index、TPX) |
| 算出方法 | 浮動株時価総額加重型 |
| 起算日・基準値 | 1968年1月4日=100ポイント |
| 算出開始日 | 1969年7月1日 |
- 日本の株式市場を広く網羅し、投資対象としての機能性も持つ「マーケット・ベンチマーク」だとJPXは説明しています
- 日本経済の動向を示す代表的な経済指標として使われ、ETFなどのベンチマークにもなっています
- TOPIXに連動するETF・投資信託・年金などの資産は約160兆円(2026年6月末時点)。大阪取引所とシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で先物も取引されています
「浮動株時価総額加重」とは
- 会社の株のうち、市場で売り買いされやすい株(浮動株)の時価総額が大きい会社ほど、指数への影響(ウエイト)が大きくなるしくみです
- 1社のウエイトには10%の上限(ウエイトキャップ)があります

メル美大きな会社ほど動きが反映されやすい。だから「日本株全体の平均」に近いんだね
日経平均とのちがい
- 日経平均株価は、日本経済新聞社が算出する、225銘柄の株価をもとにした指数です。TOPIXは時価総額で重みをつけ、より多くの銘柄を含みます
TOPIXの見直し
2022年4月の東証の市場区分の再編(プライム・スタンダード・グロース)をきっかけに、TOPIXは段階的に見直されています。
第1段階(2025年1月末に完了)
- 2022年4月1日の構成銘柄は、新しい市場区分にかかわらず継続採用
- ただし、流通株式時価総額100億円未満の銘柄は「段階的ウエイト低減銘柄」として、2022年10月末から2025年1月末まで、四半期ごと10段階でウエイトを下げました
第2段階(次期TOPIX)
- 全市場区分(プライム・スタンダード・グロース)を母集団とし、流動性を重視した定期入替を行います
- 継続の基準の例:年間売買代金回転率0.14以上、浮動株時価総額の累積比率で上位97%以内
- 初回の定期入替は2026年10月、2回目は2028年10月
- 初回で継続採用されない銘柄(移行措置銘柄)は、四半期ごと8段階でウエイトを下げ、2027年10月に再評価して、基準を満たせば低減を止めます
- 上場廃止・整理銘柄・特別注意銘柄の除外や、ウエイトキャップ(10%)は変わりません(→上場廃止になったら株はどうなる?)
投資にどう関係する?
- TOPIX連動の投資信託やETFは、指数の銘柄やウエイトが変わると、中身も入れ替わります(→ETFとは、長期投資とインデックス投資)
- 構成銘柄別のウエイトの一覧はJPXのウェブサイトで公表されています(翌月末に更新)
ROEなどで400社を選ぶ指数はJPX日経インデックス400とはも参考にしてください。
日本株をだれが持っているかは日本株はだれが持っている?も参考にしてください。
まとめ
- TOPIXは、1968年1月4日=100の、浮動株時価総額加重型の日本株の指数
- 連動資産は約160兆円(2026年6月末)。ETFや先物にも使われる
- 第1段階の見直しで、流通株式時価総額100億円未満の銘柄のウエイトを下げた(2025年1月末完了)
- 次期TOPIXは、全市場区分から流動性で定期入替。初回は2026年10月
参考文献
- 日本取引所グループ. TOPIX(東証株価指数、TPX). https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/index.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 日本取引所グループ. TOPIXの見直し. https://www.jpx.co.jp/markets/indices/revisions-indices/index.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 日本取引所グループ. 第1段階の見直し(2026年10月7日更新). https://www.jpx.co.jp/markets/indices/revisions-indices/01.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 日本取引所グループ. 第2段階の見直し(2026年10月7日更新). https://www.jpx.co.jp/markets/indices/revisions-indices/02.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。