幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.076

岡本綺堂「影を踏まれた女」十三夜の前の晩、「影や道陸神」の子どもたちに影を踏まれた17歳の娘・おせき。それから月も日の光もこわがるようになり、1年後、行者の蝋燭の火で壁にうつった娘の影は——江戸の怪談

岡本綺堂の「近代異妖編」の一編「影を踏まれた女」。嘉永元年9月12日の宵、芝の糸屋の娘おせきは、宇田川町で「影や道陸神、十三夜のぼた餅」と歌う子どもたちに影を踏まれます。影を踏まれると寿命が縮まる——おせきは月夜をおそれ、やがて昼の日の光も、灯火もこわがるようになりました。親は下谷の行者をたずね、蝋燭をさずかります。その火に照らした娘の影は。そして百日目の夜、壁にうつったのは。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 「影や道陸神、十三夜のぼた餅」
  2. 嘉永元年、十三夜の前の晩
  3. 二度目は、犬に
  4. 月も、日も、灯火も
  5. 行者の蝋燭
  6. 百日目の夜
  7. 十三夜
  8. まとめ

メル美「影踏み」って、子どものころ遊んだよね。

プレ男やったやった。でも、影を踏まれるのがこわい話があるんだって?

今回は、岡本綺堂の「影を踏まれた女」です。「近代異妖編」の一編で、青空文庫の本文(底本:国書刊行会『日本幻想文学集成23 岡本綺堂 猿の眼』、底本の親本:春陽堂『綺堂読物集・三』1926年)で読みました。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、人が斬られて亡くなる場面があります。

「影や道陸神、十三夜のぼた餅」

嘉永元年、十三夜の前の晩

二度目は、犬に

プレ男今度は犬が、わざわざ影の上で…。偶然にしてはこわいね。

月も、日も、灯火も

行者の蝋燭

百日目の夜

メル美本人のうしろの壁に、骸骨の影…。おせきさん本人は、それを知らないんだよね。

十三夜

「影を踏まれた女」のおせきは、影を踏まれてから月も日の光も灯火もこわがるようになり、医者は「気鬱病」であろうかと言うばかりでした。物語は「誰にも確な説明の出来る筈はなかつた」と結ばれています。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 影を踏まれた女——「近代異妖編」(底本:『日本幻想文学集成23 岡本綺堂 猿の眼』国書刊行会). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card1308.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. 怪談小泉八雲の怪談「生霊(いきりょう)」医者にも治せない病気の若い番頭。「毎晩、女の影がのどをしめに来る。それは生きている人の憎しみ——この家のおかみさんです」。正体は、死者ではなく、生きた人の心だった
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