幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.080

岡本綺堂「鐘ヶ淵」八代将軍吉宗の命で、隅田川の淵の底に沈むという鐘をさぐった水練の名手3人。「何も見あたりませぬ」「鐘が沈んでおります」——その夜、ふたたび淵にもぐった2人は、組みあったまま浮かんでいた

岡本綺堂の短編「鐘ヶ淵」(1925年2月『みつこし』初出)。旧幕臣の大原家に伝わる記録によれば、享保11年4月末、将軍吉宗の隅田川御成の日、御徒士組の水練の名手、三上治太郎・大原右之助・福井文吾の3人に、鐘ヶ淵の底に鐘が沈んでいるかを探れという命がくだります。1番の三上は「何物も見あたりませぬ」。2番の大原は藻の中で光る大魚の眼に襲われ、逃げかえります。3番の最年少の福井だけが「鐘が沈んでおります」。その夜、ふたたび淵へ向かった三上と福井は——。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 大原家の記録
  2. 水練の名手たち
  3. 「鐘ヶ淵の鐘を探れ」
  4. 3人の報告
  5. 「福井はほんとうに鐘を見付けたのだろうか」
  6. その夜
  7. 鐘はあったのか、なかったのか
  8. まとめ

プレ男「鐘ヶ淵」って、隅田川の淵の名前なの?

メル美その淵の底に、昔の鐘が沈んでいる——っていう言い伝えをもとにした、岡本綺堂の怪談なの。

今回は、岡本綺堂の短編「鐘ヶ淵」です。青空文庫の本文(底本:原書房『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』)で読みました。初出は『みつこし』1925年(大正14年)2月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。物語の中の出来事や言い伝えは、作中の話として紹介します。

※この作品には、人が亡くなる場面があります。

大原家の記録

水練の名手たち

「鐘ヶ淵の鐘を探れ」

プレ男将軍が見ている前で、伝説の鐘をさがしに淵にもぐる…。プレッシャーがすごい!

3人の報告

「福井はほんとうに鐘を見付けたのだろうか」

その夜

メル美二人とも、夜の淵でもう一度たしかめようとして…。そこで何があったんだろう。

鐘はあったのか、なかったのか

「鐘ヶ淵」で、鐘を見たと言ったのは3人のうち福井だけでした。その夜、三上と福井は組みあったまま淵に浮かび、鐘があったのか、なかったのかは、最後まで明かされません。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 鐘ヶ淵(底本:『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』原書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43544.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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