しあわせ家族計画

1〜5歳子どもとの時間

子どもを乗せる自転車の事故後ろの座席の事故は5年で207件、多いのは足が車輪に巻きこまれる「スポーク外傷」と転倒。体のはみ出しでは約半数が骨折。抱っこでの運転は違反、けがの72%は1歳未満。乗せるのは後ろから、降ろすのは前から

2026年10月22日

国民生活センターによると、医療機関ネットワークには、自転車の後ろに子どもを乗せて走っていたときの事故が2019年度以降の5年間に207件寄せられ、スポーク外傷が約4割、転倒が約3割、体のはみ出しが約2割でした。はみ出しの事故では約半数が骨折しています。抱っこして自転車に乗っていたときの事故は約6年で32件、84%が転倒で、けがをした子の72%が1歳未満、88%が頭のけがでした。東京都のルール(警視庁)と、こども家庭庁・国民生活センターの予防のポイントをまとめました。

目次
  1. 東京都のルール(警視庁)
  2. 後ろの座席の事故:5年で207件
  3. 抱っこして乗るのは違反で、危険
  4. 事故を防ぐポイント
  5. まとめ

メル美来月から、保育園の送り迎えを自転車にしようと思うんだ。下の子もいるから、前と後ろに乗せたいな。

プレ男パパも朝の当番の日は乗るね。子どもを乗せるときの決まりって、あるのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、子どもを乗せる自転車の事故の話です。国民生活センター「自転車後部に同乗中の子どもの事故に注意!」(2024年5月29日)、「こどもを抱っこして自転車に乗ることは危険です」(2022年11月16日)、こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」、警視庁「自転車の交通ルール」をもとにまとめました。

東京都のルール(警視庁)

国民生活センターによると、SG基準では、前の座席の対象は1歳以上4歳未満、後ろの座席は1歳以上、小学校に入るまでです。大きくなると後ろに乗せることになり、運転する人から子どもが見えないのが特徴です。

メル美ふつうの自転車の前後に座席を付けて、2人乗せるのはダメなんだ。

後ろの座席の事故:5年で207件

国民生活センターの医療機関ネットワークには、自転車の後ろに子どもを乗せて走っていたときの事故が、2019年度以降の5年間で207件寄せられています。

原因 件数
スポーク外傷(足が後ろの車輪に巻きこまれる) 78件(38%)
転倒 63件(30%)
体のはみ出し(障害物に当たる) 37件(18%)
ほかの車両との接触 27件(13%)
その他 2件(1%)

抱っこして乗るのは違反で、危険

抱っこで転ぶと、赤ちゃんは頭を強く打ちやすくなります。抱っこしたまま自転車に乗るのはやめましょう。

事故を防ぐポイント

こども家庭庁と国民生活センターのよびかけです。

  1. 乗せる前にヘルメット、乗せたらすぐシートベルト
  2. 2人乗せるときは、乗せるのは後ろの座席から前の座席、降ろすのは前の座席から後ろの座席の順番に(転倒を防ぐため)
  3. 子どもを乗せたまま自転車から離れない
  4. 体をはみ出さないよう声をかける
  5. 狭い道や車止めの間は、降りて押して通る
  6. 後ろの車輪への巻きこみを防ぐドレスガードも、足の巻きこみ防止に役立ちます
  7. 年齢や身長に合った幼児用座席を必ず使い、荷台に乗せない。小学生以上は乗せない
  8. 自転車や座席にこわれやリコールがないか、定期的に確かめる

プレ男「乗せるのは後ろから、降ろすのは前から」。朝はあわてがちだから、玄関に貼っておこう。

まとめ


参考文献

  1. 独立行政法人国民生活センター. 自転車後部に同乗中の子どもの事故に注意!―障害物と接触して大腿骨を骨折する事故も―(2024年5月29日). https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20240529_3.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 独立行政法人国民生活センター. こどもを抱っこして自転車に乗ることは危険です―転倒・転落によりこどもが頭部に重篤なけがをすることも―(2022年11月16日). https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20221116_1.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  3. こども家庭庁. 自動車・自転車関連の事故(こどもの事故防止ハンドブック). https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-5 (閲覧日:2026年10月22日)
  4. 警視庁. 自転車の交通ルール. https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/rule.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。