幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.123

岡本綺堂「こま犬」讃岐の村はずれ、戦国の城あとに残る「明神跡」。夜9時をすぎると、土の底からむせび泣くような声がする。「もし石が啼くとすれば、あの石らしい」——そう言った男が、その石に腰かけたまま冷たくなっていた

岡本綺堂の短編「こま犬」(初出は『現代』1925年11月)。青蛙堂の怪談会の拾遺「近代異妖編」の一編です。父の十七回忌で8年ぶりに讃岐の郷里へ帰ったS君は、村はずれの小袋ヶ岡で、夜ふけに正体のわからない啼き声がするという噂を聞きます。昼間に明神跡をたずねたS君が出会った若い女と洋服の男、そしてつづけて起きた2つの死。掘り出された石の下から出てきたものとは。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 「青蛙堂鬼談」の拾遺
  2. 小袋ヶ岡の啼き声
  3. 昼の明神跡で出会った二人
  4. 同じ石に腰かけて
  5. 石の下から出てきたもの
  6. 読みどころ
  7. まとめ

プレ男「こま犬」って、神社の入口にいる、あの狛犬?

メル美そう。でも狛犬が出てくるのは、物語のいちばん最後なの。

今回は、岡本綺堂の短編「こま犬」です。青空文庫の本文(底本:原書房『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』)で読みました。初出は『現代』1925年(大正14年)11月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、人が亡くなる場面や、自ら命を絶つ場面が出てきます。

「青蛙堂鬼談」の拾遺

小袋ヶ岡の啼き声

昼の明神跡で出会った二人

メル美理由もないのに「あの石らしい」って…。この人、何か感じていたのかな。

同じ石に腰かけて

石の下から出てきたもの

プレ男啼いていたのは、蛇にしめつけられていた狛犬だったのかな…。でも、はっきりとは書いてないんだね。

読みどころ

作中では、二人が同じ石を選んだわけを「有意か無意か、そこに何かの秘密があるのか、そんなことはやはり判らない」としています。綺堂は、啼き声の正体をはっきり書いていません。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. こま犬(底本:『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』原書房、1999年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43545.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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