幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.088

岡本綺堂の戯曲『青蛙神』十五夜の晩、3年前の旅の男が預けた箱から跳びだしたのは、三本足の青い蝦蟆。「どんな願いでも屹と成就する」——貧しい農夫が祈った「八千両」は、思いもよらない形でとどけられた

岡本綺堂の三幕の戯曲『青蛙神』(1931年7月〜8月号『舞台』掲載、未上演)。舞台は大連の市外の農家。陰暦8月15日の夜、3年前に泊めてやった旅の男が、預けていった小さな革の箱を受け取りにきます。箱の中には、江南で祭られるという三本足の青い蝦蟆「青蛙神」。酒と肉を供えて祈れば、どんな願いもかなうという。主人の李中行は、ひそかに祈りました。5日後、工場で働く娘が事故にあい——。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 第一幕 十五夜の客
  2. 祈りの文句
  3. 第二幕 四千両
  4. 第三幕 雨の夜
  5. 「今度もやっぱり四千両だ」
  6. まとめ

プレ男なんでも願いがかなう蝦蟆!いいなあ、ぼくもお願いしたい。

メル美うーん、この話を読んだら、そうは思えなくなるかも…。

今回は、岡本綺堂の戯曲『青蛙神』(せいあじん)です。青空文庫の本文(底本:学研M文庫『伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集』)で読みました。『舞台』1931年(昭和6年)7月号〜8月号に掲載され、本文末には「未上演」とあります。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、人が亡くなる場面が出てきます。

第一幕 十五夜の客

祈りの文句

プレ男お父さんは、何をお願いしたんだろう…。

第二幕 四千両

第三幕 雨の夜

「今度もやっぱり四千両だ」

メル美願いは、たしかにかなった。でも、いちばん大切なものとひきかえに…。

『青蛙神』の李中行は、青蛙神に「八千両」を祈ります。娘の弔慰金が四千両、息子の保険金と預金が四千両。李は「八千両でとうとう子供ふたりの命を売ってしまったのだ」と嘆きます。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 青蛙神(底本:『伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集』学研M文庫、学習研究社). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card48024.html (閲覧日:2026年10月12日)

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