大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

泉鏡花『高野聖』飛騨の山越え、蛇と山蛭の森を抜けた若い修行僧がたどりついた一軒家。美しい女に谷川で背中を流してもらったその夜、家のまわりを獣たちの気配が取りかこむ——女の手にふれた男は、みな獣に変えられていた

No.0952026年10月12日

泉鏡花の小説『高野聖』(1900年2月『新小説』初出)。敦賀の宿で、高野山の旅僧・宗朝が「私」に語る若いころの話です。飛騨から信州へぬける山道で、宗朝はわざと旧道に入った富山の薬売りを追い、蛇の横たわる道と、山蛭が雨のように降る森をぬけて、山奥の一軒家にたどりつきます。迎えたのは「小造の美しい」女。谷川で傷だらけの背中を流してもらい、夜は家のまわりを獣たちの気配がとりまきます。翌日、女のもとへ引きかえそうとした宗朝に、馬を売ってきた親仁が明かした女の正体とは。青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 敦賀の宿で
  2. 旧道へ
  3. 蛇の道と、蛭の森
  4. 山家の女
  5. 動かない馬
  6. 夜の気配
  7. 女の正体
  8. まとめ

プレ男『高野聖』って、お坊さんの話?

メル美若いお坊さんが、山奥で妖しい美女に出会う話なの。泉鏡花の代表作のひとつだよ。

今回は、泉鏡花の『高野聖』(こうやひじり)です。青空文庫の本文(底本:筑摩書房『ちくま日本文学全集 泉鏡花』)で読みました。初出は『新小説』1900年(明治33年)2月1日です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、今では差別的とされる言葉で、障害のある人物がえがかれています。この記事では、その言葉を使わずに紹介します。

敦賀の宿で

旧道へ

蛇の道と、蛭の森

プレ男蛭が雨みたいに降ってくる森…想像しただけでぞわっとする!

山家の女

動かない馬

夜の気配

メル美「お客様があるよ」って、だれに言っているの…?こわい。

女の正体

『高野聖』の親仁は、女の手がふれてあの水をふるまわれた者は「牛か馬か、猿か、蟇か、蝙蝠か」になると語ります。宗朝が人間のまま山をおりられたのは、「嬢様別してのお情」だった、と。

まとめ


参考文献

  1. 泉鏡花. 高野聖(底本:『ちくま日本文学全集 泉鏡花』筑摩書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card521.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。