
プレ男ジムの上級者っぽい人は、みんな腰に太いベルトを巻いてる。ぼくも買うべき?

メル美試験だと、ベルトをするとスクワットの回数はふえたんだって。でも「安定した」と感じるのは気持ちだけだったみたい。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はトレーニングベルトとリストストラップです。次の2つをもとにまとめました。
- Veltzkeら「ウエイトリフティングベルトはスクワットのパフォーマンスと主観的な安定感を高めるが、測定した姿勢の安定性は高めない」(Journal of Strength and Conditioning Research、2026年)
- Martinsら「リフティングストラップはレジスタンストレーニングの切り札か、過大評価された道具か?」(International Journal of Sports Physiology and Performance、2026年、レビュー)
1. トレーニングベルト(スクワット)
- 対象:ベルトに慣れている人・慣れていない人の男性29人、女性20人
- ベルトなしで6回できる重さで、スクワットを限界まで2セット。ベルトあり・なしを1週間あけて順番を入れかえてくらべました
| はかったもの | ベルトなし | ベルトあり |
|---|---|---|
| 回数 | 平均6.5回 | 平均8.1回 |
| 持ち上げる時間 | 2.09秒 | 1.99秒(速くなった) |
| 「安定した」という感じ | ― | 高まった |
| 測定した体のぶれ | ― | 安定していなかった |
- 回数がふえたのは、男女とも、ベルトに慣れているかどうかにかかわらずでした
- 著者らは、ベルトでパフォーマンスは上がったが、それは姿勢が安定したからではないとしています

プレ男回数はふえるのに、体が安定したわけじゃないのか。
2. リストストラップ(レビュー)
- 手首に巻いてバーなどに引っかけ、にぎる力の限界をおぎなう道具です。デッドリフトや引く種目でよく使われます
- 最大筋力やにぎりの感覚を高めうるという根拠があります
- 一方で、背中など引く種目では、一貫した効果はみられていません
- デッドリフトでの仕事量はふえうるものの、よく言われるのとちがい、筋肉がより多く使われるようになるわけではないようです
- 長く使い続けた効果を示す科学的根拠はまだなく、仮説の段階です

試験では、ベルトをするとスクワットの回数がふえましたが、体のぶれが減ったわけではありませんでした。ストラップを長く使った効果は、まだ確かめられていません。
マシンとフリーウエイトのちがいはダンベル・バーベルとマシン、どっちが筋肉がつく?、家トレ器具の事故は家トレの道具も点検をへ。

プレ男道具にたよりきらず、何のために使うかを考えてから選ぼう。

メル美「安定した感じ」と本当の安定はちがうんだね。
香りのマナーは、柔軟剤や香水の香り、自分には心地よくても困っている人がいるへ。
まとめ
- ベルトでスクワットの回数が6.5回→8.1回、持ち上げる速さも上がった(49人)
- ベルトで「安定した」と感じたが、測定では安定していなかった
- ストラップは最大筋力・にぎりの感覚を高めうるが、引く種目では一貫した効果なし
- ストラップの長期的な効果は、まだ根拠がない
参考文献
- Veltzke F, Qiu F, Bey ME, Legerlotz K. A Weight lifting Belt Increases Squat Performance and Subjectively Perceived But Not Objectively Measured Postural Stability. J Strength Cond Res. 2026;40(8):944-952. doi:10.1519/JSC.0000000000005426. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41860443/ (閲覧日:2026年10月12日)
- Martins R, Rosa M, Padovan R, et al. Are Lifting Straps a Game Changer for Resistance Training or an Overrated Tool? An Exploratory Review of Current Evidence and Future Research Directions. Int J Sports Physiol Perform. 2026;21(3):342-349. doi:10.1123/ijspp.2025-0296. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41569827/ (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。