
プレ男パーソナルトレーナーがついてれば、けがの心配はないよね!

メル美パーソナルトレーニングでのけがもふえてるって、消費者庁が注意をよびかけてるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はパーソナルトレーニングのけがです。消費者庁の「パーソナルトレーニングでの事故に注意―ケガを防いで継続してトレーニングを行いましょう―」(2026年8月6日)をもとにまとめました。2026年5月に消費者安全調査委員会がまとめた報告書の内容を紹介しています。
パーソナルトレーニングとは
- 「個人の健康状態や運動能力などに応じて、トレーナーが運動プログラムを決め、その指導のもとで運動するサービス」と定義されています
- 腕立て伏せや腹筋などの自分の体重を使うトレーニング、バーベルやダンベルなどのウェイトトレーニング、ボディメイク、ヨガ、ピラティスなどがあります
けがは7年で196件
- 事故情報データバンクに登録された、2019年1月〜2025年12月のパーソナルトレーニングの事故は196件で、近年ふえています
- 20代から80歳以上まで、はば広い年代で起きています
- 治療に1か月以上かかったものが約4割でいちばん多く、けがの部位は腰から下が半分以上でした
- 「指示どおりに運動してけがをした、負荷が重かった」「トレーニングの内容や指示が適切でなかった」などがありました

プレ男4割が治療に1か月以上…。思ったより大きなけがが多いんだ。
事故の例
- トレーナーがついてデッドリフトをしたら痛みが出て、腰椎ねんざと診断された(20代)
- トレーニング中、ふくらはぎに違和感があってトレーナーに伝えたのに、中断されずに続けたら肉離れになった(30代、治療1か月以上)
- トレーナーがつくったメニューの負荷が重く、腕の筋をいためた(50代、治療1か月以上)
- トレーナーの指示どおりにバーベルの重さを上げていったら、腰の骨を圧迫骨折した(60代)
国民生活センターにも5年で105件
国民生活センターの「『パーソナル筋力トレーニング』でのけがや体調不良に注意!」(2022年4月21日)によると、消費生活相談のデータベース(PIO-NET)には、パーソナル筋力トレーニングでの危害の相談が、2017年度以降の約5年間に105件寄せられ、その4人に1人は治療に1か月以上かかっていました。
- パーソナルトレーナーの指導で、前かがみの姿勢で重いバーベルを上げるトレーニングをしたら、腰の骨の骨折など全治1か月以上の重傷(2021年6月、医師から寄せられた事故情報)
- トレーナーの指示によるトレーニングで、腰にしびれや痛み
- バーベルを持ち上げる動作で、肩の腱板(けんばん)をいためた
アドバイス
- 始める前に、運動習慣や体力の調査、マシンなどを使った体力テストをしたうえで、トレーニングプランがつくられるか確かめる
- 違和感をおぼえたら、無理をせず中断する
- 異常な痛みや体調の悪さを感じたら、トレーナーやジムに伝え、必要なら医療機関を受診する
けがを防ぐポイント
トレーナーに健康状態などが正しく伝わっていないと、合わないメニューになって、けがにつながることがあります。
- 気になることはトレーナーに伝える:トレーナーが体調や痛みのすべてを感じとるのはむずかしいもの。トレーニングの前後や最中、いつでも伝えましょう
- 疲れや痛みの伝え方を決めておく:トレーニング中は声が出せないこともあります。「いつ、どんなときに、何を伝えるか」「伝えたいときの合図(言葉や動作)」を前もって話しあっておくと安心です
- 不安が残るトレーニングはいったん止める:不安や痛みを感じたら止めて、不安の内容を伝え、話しあってメニューを見直しましょう
- 無理のない低めの負荷から:安全を確かめながら不安なく行うと、長く続けられ、効果も高まります
無人ジムや、トレーナーが何人もの前で指導するトレーニングでは、自分で健康状態や正しいやり方、器具の使い方をわかったうえで、自分のペースで無理なく行うことが、より大切です。

パーソナルトレーニングのけがは7年で196件、約4割が治療に1か月以上でした。気になることはトレーナーに伝え、痛みの合図を決めておき、不安なトレーニングはいったん止めましょう。
けがや契約のトラブルのときは
- けがなどで休会・退会するとき、入会前に退会や返金の条件を確かめていないと、思わぬ費用を請求されることがあります。入会前に契約内容をよく確かめましょう(パーソナルトレーニングの「無料体験」のあとに高額契約?)
- トラブルのときは、消費者ホットライン188や消費生活センターに相談できます
トレーニングの負荷の上げ方の基本は筋トレの「3つの原理」と「6つの原則」、家トレの道具の注意は家トレの道具も点検をへ。

プレ男最初のセッションで、「痛いときは手を上げる」って合図を決めておこう。

メル美トレーナーまかせにしないで、自分の体の声を伝えるのが大事だね。
まとめ
- パーソナルトレーニングの事故は、2019〜2025年で196件、近年ふえている
- 約4割が治療に1か月以上、半分以上が腰から下のけが
- 始める前に体力テストをしてプランをつくるか確認(国民生活センター)
- 指示どおりにやってけが、違和感を伝えたのに続けて肉離れ、などの例
- 気になることを伝える、痛みの合図を決める、不安なら止める、低めの負荷から
- 入会前に退会・返金の条件を確認。困ったら188
参考文献
- 消費者庁. パーソナルトレーニングでの事故に注意―ケガを防いで継続してトレーニングを行いましょう―(2026年8月6日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_086/ (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 「パーソナル筋力トレーニング」でのけがや体調不良に注意!-コロナ禍でより高まる健康志向や運動不足解消の意外な落とし穴!?-(2022年4月21日). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220421_1.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。