テストステロン2026年10月12日

男性更年期とうつ病は見分けにくい:やる気が出ない・眠れない・集中できないは、どちらでも起こる。研究では、テストステロンの低さとうつ病に明らかな関連はないものの、合併は十分ありうる

日本泌尿器科学会と日本メンズヘルス医学会の「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年)の「LOH症候群におけるうつ病」の章によると、男性更年期障害と中高年男性のうつ病は症状の重なりが多く、十分に見分けられないことも少なくありません。多くの研究では、中高年男性のテストステロンの値とうつ状態の間に関連はみられず、テストステロンの低さが1〜4年後のうつ病のリスクを高める可能性を否定した報告もあります。ただし、どちらも多い病気なので合併は十分ありえます。大うつ病性障害は男性の3〜4%にみられます。男性更年期外来にかかる人では、うつ病の可能性も考えた対応が必要とされています。

目次
  1. 症状がよく似ている
  2. テストステロンとうつ病の関係
  3. うつ病は男性の3〜4%
  4. 受診するときは
  5. まとめ

プレ男父さんが最近、やる気が出ない、眠れない、仕事に集中できないって。「男性更年期かも」って言ってるけど、うつ病ってこともあるのかな。

メル美症状が似ていて、自分では区別がつかなさそうだよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 「メンズメディカル」から、男性更年期(LOH症候群)とうつ病の話です。日本泌尿器科学会と日本メンズヘルス医学会の「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年)の「LOH症候群におけるうつ病」の章をもとにまとめました。補充療法についてはテストステロン補充療法の記事にまとめています。

症状がよく似ている

テストステロンとうつ病の関係

メル美「テストステロンが低いからうつになる」とは、はっきり言えないんだね。でも両方あることもある。

うつ病は男性の3〜4%

受診するときは

男性更年期障害とうつ病は症状の重なりが多く、見分けにくいことがあります。どちらも多い病気なので合併することもあり、男性更年期外来では、うつ病の可能性も考えた対応が必要とされています。

プレ男「更年期だから」と決めつけないで、まずはお医者さんに症状をそのまま話してもらおう。

まとめ


参考文献

  1. 日本泌尿器科学会, 日本メンズヘルス医学会. LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き(2022年).「21 LOH症候群におけるうつ病」. https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/44_loh.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。