テストステロン2026年10月12日

男性ホルモンは30歳を過ぎると年に0.4〜1.0%ずつ下がる:でも「値が低い人」と「男性更年期(LOH症候群)の人」は別。米国の研究では値が低い人24%、症状もあるLOHは5.6%。日本では50歳代の約20%、60歳代の約50%がフリーテストステロンの境界域以下

日本泌尿器科学会などの「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年12月)によると、血液中のテストステロンは20〜30歳でピークになり、30歳以降は年に約0.4〜1.0%ずつ下がります。ただ、LOH症候群はテストステロンの低下に症状をともなう状態なので、値が低いだけの人より少なく、米国の30〜79歳の研究では、値で判断した性腺機能低下症が24%、症状もあるLOH症候群は5.6%でした。日本の調査では、フリーテストステロンが境界域以下の人は40歳代で約10%、50歳代で約20%、60歳代で約50%でしたが、これはLOH症候群の割合ではありません。日本のLOH症候群の頻度を調べた研究は少なく、再調査が望まれています。

目次
  1. テストステロンは30歳を過ぎると少しずつ下がる
  2. 「値が低い」と「LOH症候群」は別
  3. 海外の調査:年代でこんなに変わる
  4. 日本の調査
  5. まとめ

プレ男男性ホルモンって、年をとるとみんな減るんでしょ?ってことは、みんな男性更年期になるの?

メル美何歳ぐらいから、どのくらいの人がなるものなのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、男性ホルモンの低下と男性更年期(LOH症候群)はどのくらい多いかの話です。日本泌尿器科学会などの「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年12月)の「LOH症候群の疫学」の章をもとにまとめました。

テストステロンは30歳を過ぎると少しずつ下がる

「値が低い」と「LOH症候群」は別

プレ男値が低い人の中でも、症状まで出ている人はもっと少ないんだ。

海外の調査:年代でこんなに変わる

日本の調査

テストステロンは30歳を過ぎると少しずつ下がりますが、値が低いことと、症状をともなうLOH症候群は同じではありません。症状が気になるときは、医療機関で相談しましょう。

メル美年をとったらみんな更年期、ってわけじゃないんだね。症状があるかどうかが大事なんだ。

まとめ


参考文献

  1. 日本泌尿器科学会・日本Men’s Health医学会 LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き作成委員会. LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き(2022年12月). 2 LOH症候群の疫学. https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/44_loh.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。