男磨きOWNER'S MANUAL

PART 05 / SYSTEMDOC. M-05-39

仕事の合間に10分以内の「小休憩」22の研究・2,335人のメタ分析で、元気が出て疲れが減った(効果は小さめ)。作業の成績は、事務的な作業や発想する作業では上がったが、頭を使う作業では変わらず。休憩は長いほど成績にプラス

PART05 習慣DATE2026年10月22日
SOURCES2 件CHECK医師 監修

仕事や勉強の合間、ちょっと手を止めて休むのは意味があるのでしょうか。Albulescuら(2022年、PLOS ONE)は、10分以内の短い休憩「マイクロブレイク」の効果を調べた実験の研究22件(2,335人)をまとめました。小休憩をとると、活力が高まり(効果量 d=0.36)、疲れが減りました(d=0.35)。どちらも効果は小さめですが、はっきり出ていました。一方、作業の成績は全体では有意な差がありませんでした(d=0.16)。事務的な作業や発想する作業では成績が上がりましたが、頭を使う作業では変わらず、休憩が長いほど成績にプラスでした。

目次
  1. 「マイクロブレイク」とは
  2. 結果:元気が出て、疲れが減る
  3. 成績が上がるかは、作業の種類しだい
  4. 何をして休む?
  5. 読むときの注意
  6. まとめ

プレ男休まずに何時間もパソコンに向かうのが、できる男だと思ってたんだけど…。夕方にはぐったりなんだよね。

メル美ちょっとだけ手を止めて休むのって、効果あるのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は仕事の合間の小休憩です。Albulescu らが2022年に発表したシステマティックレビューとメタ分析「休ませて!マイクロブレイクの、元気と成果を高める効果」(PLOS ONE)をもとにまとめました。

「マイクロブレイク」とは

結果:元気が出て、疲れが減る

研究の数 人数 効果量 d
活力(元気・やる気)が高まる 9 913 0.36
疲れが減る 9 803 0.35
作業の成績が上がる 15 1,132 0.16(有意差なし)

プレ男少し休むだけで、元気が出て疲れが減るのか。

成績が上がるかは、作業の種類しだい

作業の成績を、休憩の前にしていた作業の種類で分けると、ちがいが出ました。

休憩の前の作業 成績への効果 d
事務的な作業(くり返しの作業) 0.56(ただし2研究だけ)
アイデアを出す作業 0.38
頭を使う作業 -0.09(有意差なし)

何をして休む?

論文は、ほかの研究の結果として、次のようなことを紹介しています(このメタ分析そのものでは、休憩中の過ごし方による差は調べられていません)。

10分以内の小休憩でも、活力が高まり、疲れが減る効果がみられました。ただ、頭を使う負担の大きい作業では、10分以内の休憩では成績は変わらず、もっと長い休憩が必要なのかもしれません。

読むときの注意

ちょっと外を歩くと発想が広がる、という実験はアイデアに行きづまったら歩く?、1回5分以内の運動はエクササイズ・スナック、時間の使い方は時間管理は本当に役に立つ?へ。

プレ男1時間に1回は立ち上がってストレッチしよう。休憩中は仕事のチャットを見ない!

メル美難しい作業のあとは、しっかり長めに休むのもアリだね。

まとめ


参考文献

  1. Albulescu P, Macsinga I, Rusu A, Sulea C, Bodnaru A, Tulbure BT. “Give me a break!” A systematic review and meta-analysis on the efficacy of micro-breaks for increasing well-being and performance. PLoS One. 2022;17(8):e0272460. doi:10.1371/journal.pone.0272460. https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0272460 (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 同上(PubMed). https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36044424/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。