世界の神話Mythos

Egyptian Mythology

アニのパピルスのラー賛歌「のぼるときはラー、しずむときはテム」。母なる天空の女神ヌトの背の上にのぼり、休まない星々の歌にむかえられて、舟で天をわたる太陽。書記アニは「毎日、わたしのからだに、あなたの光をそそいでください」といのった

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. のぼるときはラー、しずむときはテム
  3. 2. 星々にたたえられて
  4. 3. 大地より前にいた者
  5. 4. 東の空にのぼるラーへ
  6. まとめ

プレ男古代エジプトの人は、毎朝のぼる太陽をどんなふうに見ていたのかな?

メル美舟に乗って天をわたる神さまだと考えていたんだって。『死者の書』は、その太陽へのうたではじまるの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はエジプトの『アニのパピルス』のラー賛歌です。エピファニウス・ウィルソン編『エジプト文学』(プロジェクト・グーテンベルク)におさめられた、E.A.ウォリス・バッジ訳『死者の書』(テーベ本)のはじめの賛歌を読みました。多くは、大英博物館の『アニのパピルス』からの訳です。太陽神ラーの神話はラーへ。同じ『死者の書』の話は42の告白へ。

プロフィール

アニ 書記。「すべての神々へのささげものをかぞえる者」「アビュドスの主たちの穀倉の監督」
パピルス 大英博物館の『アニのパピルス』(第10470号)
のぼる太陽 ラー、テム・ヘル・クティ(英訳の注ではテム・ハルマキス)、ケペラ(自分でうまれた者)
しずむ太陽 テム(英訳では Tem)
太陽の舟 セクテトの舟と、マーテトの舟
天空 太陽は、母である女神ヌトの背の上にのぼる

1. のぼるときはラー、しずむときはテム

2. 星々にたたえられて

メル美星たちが太陽に歌をうたうなんて、すてきなイメージだね。

3. 大地より前にいた者

4. 東の空にのぼるラーへ

プレ男「毎日、あなたの円盤を見たい」…。死んだあとも、朝日を見たいとねがっていたんだね。

バッジ訳の『死者の書』では、アニは「ラーよ、のぼるときはラーであり、美しくしずむときはテムであるあなたに、礼をささげます」と歌っています。

まとめ


参考文献

  1. E. A. Wallis Budge(英訳). The Book of the Dead, According to the Theban Recension(“A Hymn of Praise to Ra when He Riseth upon the Horizon, and when He Setteth in the Land of Life”、“A Hymn of Praise to Rā when He Riseth in the Eastern Part of Heaven”). In: Epiphanius Wilson(編). Egyptian Literature. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/28282 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. Vエジプト神話ラー「朝はケペラ、昼はラー、夕べはトゥム」——自分で生まれ、目をひらけば光、とじれば闇の太陽の神。でも年をとって、女神イシスに「秘密の名前」を明かすはめに。毒ヘビ1匹で、神々の王がふるえた
  2. VVエジプト神話死者の書の「42の告白」「わたしは、だれも泣かせていません」「子どもの口からミルクをうばっていません」「はかりの目もりをごまかしていません」。真理の広間で、死者は42の神々ひとりひとりに、自分が悪いことをしていないと告げた
  3. VVエジプト神話死者の書の変身の章「わたしはツバメ、わたしはツバメ」「わたしは、ラーの鼻からわきでる清らかなハスの花」「わたしは毎日死に、毎日生まれ、若がえるヘビ」。古代エジプトの人は、死後、金のハヤブサやハスやツバメに姿をかえて、昼の世界へ出ていけるとねがった