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Egyptian Mythology

死者の書の「42の告白」「わたしは、だれも泣かせていません」「子どもの口からミルクをうばっていません」「はかりの目もりをごまかしていません」。真理の広間で、死者は42の神々ひとりひとりに、自分が悪いことをしていないと告げた

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 真理の広間へ
  3. 2. しなかった悪いこと
  4. 3. 42の神々へ
  5. 4. 「わたしは清い」
  6. 5. バッジの解説
  7. まとめ

プレ男死んだあと、42人の神さまの前で「悪いことはしていません」って言うの? ドキドキしそう…。

メル美その中身がおもしろいの。「だれも泣かせていません」とか、いまのわたしたちにもひびくことばがならんでいるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はエジプトの『死者の書』の「42の告白」です。エピファニウス・ウィルソン編『エジプト文学』(プロジェクト・グーテンベルク)におさめられた、E.A.ウォリス・バッジ訳『死者の書』(テーベ本)の「ふたつの真理の広間に入る章」を読みました。英訳では、この部分に「否定の告白(The Negative Confession)」という見出しがついています。心臓をはかる天秤の場面はアヌビスへ。審判のあとの国は葦の野へ。

プロフィール

場所 「ふたつの真理(マアト)の広間」
広間にいる神々 42の神々。人の命がかぞえられる日に、罪ある者を見はる
死者のことば 「わたしは○○をしていません」と、しなかった悪いことをならべる
英訳の見出し 「否定の告白(The Negative Confession)」
パピルス 前半はヌのパピルス、42の神々へのよびかけはネブセニのパピルス(どちらも大英博物館)からの訳
さいごのことば 「わたしは清い。わたしは清い。わたしは清い。わたしは清い」

1. 真理の広間へ

2. しなかった悪いこと

ヌがならべる「しなかったこと」から、いくつかを紹介します。

メル美「だれも泣かせていません」「子どものミルクをうばっていません」…。宗教のきまりというより、やさしく生きるための約束みたい。

3. 42の神々へ

ネブセニのパピルスでは、死者は、42の神々ひとりひとりに、その神の名と、来たところをよびかけてから、ひとつずつ告げていきます。

4. 「わたしは清い」

プレ男「声を高ぶらせない」「しゃべりすぎない」「いそいで人をさばかない」…。ずっとむかしの人も、同じことに気をつけていたんだね。

5. バッジの解説

バッジ訳の『死者の書』では、死者は、ふたつの真理の広間で「だれにも、うえる思いをさせていません。だれも、泣かせていません」と告げています。

まとめ


参考文献

  1. E. A. Wallis Budge(英訳). The Book of the Dead, According to the Theban Recension(“The Chapter of Entering into the Hall of Double Maāti”、“The Introduction to Maati”、“The Negative Confession”). In: Epiphanius Wilson(編). Egyptian Literature. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/28282 (閲覧日:2026年10月12日)
  2. E.A. Wallis Budge(英訳・解説). The Book of the Dead(1920年版). Chapter VII “The Judgment of Osiris”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/7145 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. Vエジプト神話アヌビスイヌ(ジャッカル)の姿の、死者を守る神。『死者の書』の審判の場面では、死者の心臓と真理の羽根をのせた天秤の針を見守る。プルタルコスは、ネフティスの子で、イシスがイヌたちの助けで見つけて育てた、と伝えている
  2. Vエジプト神話葦の野(セケト・アアル)審判で「ことばの正しい者」とみとめられたたましいは、オシリスの国の農園にむかえられる。運河がはしるたいらな野で、麦を刈り、牛をひいて畑をたがやす。麦の背の高さは3キュビット。たましいを乗せて、ひとりでに進む舟もある
  3. VVエジプト神話死者の書の変身の章「わたしはツバメ、わたしはツバメ」「わたしは、ラーの鼻からわきでる清らかなハスの花」「わたしは毎日死に、毎日生まれ、若がえるヘビ」。古代エジプトの人は、死後、金のハヤブサやハスやツバメに姿をかえて、昼の世界へ出ていけるとねがった