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Egyptian Mythology

葦の野(セケト・アアル)審判で「ことばの正しい者」とみとめられたたましいは、オシリスの国の農園にむかえられる。運河がはしるたいらな野で、麦を刈り、牛をひいて畑をたがやす。麦の背の高さは3キュビット。たましいを乗せて、ひとりでに進む舟もある

2026年10月12日

農園をえがいた壁画の写し。上の段では夫婦が神々をおがみ、2段目では麦を刈り、3段目では牛に犂(すき)をひかせて畑をたがやす。下にはナツメヤシなどの木々と花がならび、まわりを水路がかこむ
チャールズ・K・ウィルキンソン「イアルの野のセンネジェムとイイネフェルティ」1922年の写し(もとの壁画は紀元前1300〜1224年ごろ)。紙にテンペラ。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. オシリスの王国
  3. 2. 運河のはしる野
  4. 3. 麦を刈るたましい
  5. 4. オシリスのことば
  6. まとめ

プレ男古代エジプトの人は、死んだあとの世界をどう考えていたの?

メル美『死者の書』では、審判のあとに「葦の野」っていう、農園みたいな国へ行くと考えられていたんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はエジプト神話の葦の野(セケト・アアル)です。大英博物館のE.A.ウォリス・バッジ『死者の書』(1920年版、プロジェクト・グーテンベルク)の解説の第8章「オシリスの王国」を読みました。死者の心臓をはかる審判の場面はアヌビスへ。冥界の王についてはオシリスへ。

農園をえがいた壁画の写し。上の段では夫婦が神々をおがみ、2段目では麦を刈り、3段目では牛に犂(すき)をひかせて畑をたがやす。下にはナツメヤシなどの木々と花がならび、まわりを水路がかこむ

チャールズ・K・ウィルキンソン「イアルの野のセンネジェムとイイネフェルティ」1922年の写し(もとの壁画は紀元前1300〜1224年ごろ)。紙にテンペラ。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

葦の野 セケト・アアル(バッジの英訳では Sekhet Aaru、「葦の野」)
場所 オシリスの王国。冥界(トゥアト)の第6の区域(『門の書』などによる、とバッジ)
ようす たいらな野を運河がはしる。運河には「魚もヘビもいない」
くらし 畑をたがやし、麦を刈り、牛に麦をふませる
麦の高さ 3キュビット。そこにすむ「かがやくたましい」の背は7キュビット
ふしぎな舟 たましいの行きたいところへ、ひとりでに進む2そうの舟

1. オシリスの王国

2. 運河のはしる野

メル美死んだあとも、畑をたがやして麦を刈るんだ! エジプトの人にとって、いちばんしあわせな風景だったのかな。

3. 麦を刈るたましい

4. オシリスのことば

プレ男「真理をおこなった人が、やすらかに休める国」…。古代エジプトの人は、正しく生きることを大切にしていたんだね。

バッジの解説では、オシリスの王国は運河のはしるたいらな野で、たましいたちは麦を刈り、牛で畑をたがやす、エジプトの農園のような世界としてえがかれている、と説明されています。

まとめ


参考文献

  1. E.A. Wallis Budge(英訳・解説). The Book of the Dead(1920年版). Chapter VIII “The Kingdom of Osiris”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/7145 (閲覧日:2026年10月12日)
  2. メトロポリタン美術館. Charles K. Wilkinson, Sennedjem and Iineferti in the Fields of Iaru, 1922; original ca. 1300–1224 BCE(30.4.2、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/548354 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. Vエジプト神話オシリス人びとに作物の育て方と法律を教えた王は、弟セトの「ぴったりの箱」にとじこめられた。妻イシスは子どもたちにまで聞いてまわり、遠いビブロスの柱の中から箱を見つけ出す。そして子ホルスとセトの戦いへ
  2. Vエジプト神話アヌビスイヌ(ジャッカル)の姿の、死者を守る神。『死者の書』の審判の場面では、死者の心臓と真理の羽根をのせた天秤の針を見守る。プルタルコスは、ネフティスの子で、イシスがイヌたちの助けで見つけて育てた、と伝えている
  3. Vエジプト神話トトトキ(アイビス)の姿の知恵の神。年をとった太陽神ラーに「わたしの代わりになれ」と言われ、トキとヒヒと月がその名から生まれた。毒にたおれた子どもホルスを助け、悪口を言うセトには「くさい顔」とあだ名をつけた