世界の神話Mythos

Greek Mythology

ヘクトルトロイアをひとりでまもった王子。戦いへもどる前、城門で妻アンドロマケと赤ちゃんに会った。父のかぶとの羽かざりにおびえて泣く子を見て、父と母は声をあげてわらい、ヘクトルはかぶとをぬいで、わが子に口づけした

2026年10月10日

ペンと淡彩の絵。神殿のような建物の前で、かぶとをかぶったよろいの戦士が、妻の手をとっている。そのそばで、ひざをついた女性が、こわがる赤ちゃんをだいている。右には、盾をもった兵士たちが待っている
ベンジャミン・ウェスト「アンドロマケと別れるヘクトル:アステュアナクスのおびえ」1766年。ペンとインク、淡彩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 城門での出会い
  3. 2. 「あなたが、わたしのすべて」
  4. 3. 「にげることはできない」
  5. 4. かぶとをぬいだ父
  6. 5. 涙の中のほほえみ
  7. 6. そのあと
  8. まとめ

プレ男ヘクトルって、アキレウスにたおされた、トロイアの英雄だよね。

メル美うん。『イリアス』には、ヘクトルが奥さんと赤ちゃんとお別れする、すごく有名な場面があるの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャ神話のヘクトルです。ホメロス『イリアス』6巻(A.T.マレー英訳、1924年、ペルセウス・デジタル・ライブラリー)を中心に読みました。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

ペンと淡彩の絵。神殿のような建物の前で、かぶとをかぶったよろいの戦士が、妻の手をとっている。そのそばで、ひざをついた女性が、こわがる赤ちゃんをだいている。右には、盾をもった兵士たちが待っている

ベンジャミン・ウェスト「アンドロマケと別れるヘクトル:アステュアナクスのおびえ」1766年。ペンとインク、淡彩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

父 トロイアの老王プリアモス
母 ヘカベ(6巻で、ヘクトルが母や父の悲しみを語る場面に名前が出る)
妻 アンドロマケ。キリキアの王エエティオンの娘
子 ヘクトルは「スカマンドリオス」とよび、ほかの人は「アステュアナクス(町の王)」とよんだ
さいご アキレウスに討たれた

1. 城門での出会い

『イリアス』6巻です。

2. 「あなたが、わたしのすべて」

メル美家族をみんななくしたアンドロマケにとって、ヘクトルが最後の家族なんだね…。

3. 「にげることはできない」

4. かぶとをぬいだ父

プレ男戦争の物語なのに、赤ちゃんがかぶとをこわがって、パパとママがわらう…。ふつうの家族の場面だね。

5. 涙の中のほほえみ

『イリアス』6巻では、かぶとをこわがって泣く子を見て父と母はわらい、ヘクトルはかぶとをぬいで、わが子に口づけしてから神々に祈りました。

6. そのあと

まとめ


参考文献

  1. Homer. The Iliad(英訳:A. T. Murray、1924年), 6.237–252, 369–502; 18.78–96; 24.777–804. Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0134:book=6:card=390 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Benjamin West, Hector taking leave of Andromache: the Fright of Astyanax, 1766(2000.243、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/340717 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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